アバルト70周年記念モデル「アバルト695 70°Anniversario」国内で初披露
2019.11.11 自動車ニュース![]() |
FCAジャパンは2019年11月9日、富士スピードウェイで開催した公式イベント「ABARTH DAYS 2019」で、限定車「アバルト695 70°Anniversario(セッタンタ アニヴェルサーリオ)」を日本初公開した。同年11月15日に予約受け付けが開始される。
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アバルトの70年を象徴する一台
同車は、1949年に設立されたアバルトが70周年を迎えたことを記念した限定車で、設立年にちなんで、世界限定1949台が生産される。アバルトの歴史を象徴する、数々のドレスアップや専用装備が特徴となっている。
ベースとなるのは「595コンペティツィオーネ」で、最高出力180PSの1.4リッター直4ターボエンジン、スポーツサスペンション、ブレンボ製ブレーキ、ハイパフォーマンスエキゾーストシステム「レコードモンツァ」などが与えられる。ボディーカラーには、アバルトが手がけた初期のモデル「フィアット500エラボラツィオーネ アバルト レコルド」に由来するグリーン「Verde Monza 1958」を採用。エクステリアで最も特徴的な大型リアウイングは、1970年に登場した「フィアット・アバルト1000TCR」からインスピレーションを得たもので、最大60度まで12段階での角度調整が可能。FCAの風洞実験施設でテストを行い、200km/h時に最大42kgのダウンフォースを発生させることが確認されている。このほか、ワイドフェンダーやデカールなどのボディーキット、17インチアルミホイール、メカニカルLSD(MT車のみ)なども備わる。
トランスミッションは、5段MT(右ハンドル/左ハンドルが選択可能)と5段AT(ATモード付き5段シーケンシャルトランスミッション。右ハンドルのみ)が設定されている。
世界限定1949台のうち、日本には当初100台が割り当てられていたが、ディーラーへの問い合わせの多さから、本国に追加を依頼。ABARTH DAYS 2019の当日、その回答としてさらに100台の導入が決定し、イベント会場の多くのアバルトファンを喜ばせた。
アバルト695 70°Anniversarioの価格と販売台数は以下の通り(カッコ内は初期受け付け台数)。
- 5段MTの右ハンドル仕様:417万円/60台(30台)
- 5段MTの左ハンドル仕様:417万円/40台(20台)
- 5段ATの右ハンドル仕様:434万円/100台(50台)
予約の受け付けは、オフィシャルサイト内専用ページでのウェブ予約のみで、2019年11月15日19時58分(500エラボラツィオーネ アバルト レコルドがモンツァサーキットで6つの速度記録を樹立した1958年にちなむ)から先着順となる。まずは当初導入が決定していた100台分のみが対象となり、生産のタイミングが異なる追加100台については、あらためて注文を受け付けるとのこと。
(文と写真=大音安弘)
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