ベースモデル比で出力を75PS向上 240台限定の最速MINI「ジョンクーパーワークスGP」登場
2019.11.29 自動車ニュース![]() |
BMWジャパンは2019年11月20日、ロサンゼルスモーターショー2019で発表したMINI史上最速モデル「ジョンクーパーワークス(JCW)GP」の受注を開始した。日本へは限定240台を導入し、納車は2020年夏ごろから順次行う。
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JCW GPはMINIの3ドアに設定され、全世界限定3000台のみ生産されるモデル。同車に搭載される2リッター直4ターボエンジンは、ベースモデル「MINI JCW」から出力を75PS、トルクを130N・mアップさせ、最高出力306PS、最大トルク450N・mを発生する。ドライビングダイナミクスを最適化することにより、8段ATとの組み合わせで最高速265km/h、0-100km/h加速5.2秒の動力性能を実現。“情熱的な力強いサウンド”を奏でる、スポーツエキゾーストシステムも搭載している。
エンジンマウントやボディー構造、前後サスペンションシステムの構造を見直し、ボディー剛性を強化。サスペンションの変更により最低地上高はベースモデルよりも10mm下げられたほか、スポーツブレーキシステムの採用によりサーキットにおける走行性能を最大限まで高めたと、BMWは同モデルの走行関連のセリングポイントを説明している。
エクステリアでは、新開発の「レーシンググレーメタリック」のボディーカラーを採用。見る角度によってライトグレーからブルーバイオレットへと変化する。ルーフとミラーキャップはメルティングシルバーで、エクステリアにアクセントを添える。拡大されたワイドなトレッドに対応させるため、ハンドメイド成型のカーボンファイバー製ホイールアーチカバーを装着。大型化されたフロントエプロン、車両正面からも見えるリアスポイラー、ボンネット上のエアスクープ、「GP」のロゴがあしらわれたラジエーターグリル、ステンレススチール製のダブルテールパイプなど、JCW GP専用の装備も数多く採用されている。
先代モデルと同じくリアシートが取り除かれたインテリアでは、フロントシートの後ろにクロスバーのみをシンプルに採用し、レーシーな雰囲気を演出。六角形の模様が刻まれた金属性のシフトパドルや、ステアリングホイールのスポーク部や助手席まわりのインテリアトリムストリップなど、3Dプリンターにより成形されたパーツも同車の特徴だ。トリムストリップにはシリアルナンバーが刻印されている。
ジョンクーパーワークスGPの主な装備は下記の通り。
- トルセンLSD
- 軽量鍛造18インチホイール
- 225/35R18スポーツタイヤ
- 専用サスペンションとキャンバー角の最適設定化
- スポーツブレーキシステム
- レーシンググレーメタリックのボディーカラー
- カーボン製ホイールアーチカバー
- 専用リアスポイラー
- 専用デジタルメータークラスター
価格は576万円。
(webCG)
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