高性能版「ゴルフカブリオレ」がデビュー?
2011.06.03 自動車ニュースフォルクスワーゲン、「ゴルフカブリオレ」の高性能版をお披露目
独フォルクスワーゲンは2011年6月1日〜4日にかけてオーストリアで開催されている「GTIミート」で、「ゴルフRカブリオレコンセプト」「ゴルフGTIカブリオレコンセプト」を発表した。
■ゴルフ史上最強のオープンカー
「GTIミート」は、ヨーロッパ最大規模を誇るフォルクスワーゲングループのファンイベントだ。ここでは過去に、W12エンジン搭載の「ゴルフGTI W12-650」(2007年)やアウディのホットハッチ「A3 TDI クラブスポーツ クワトロ」(2008年)など、スポーツ性能を際立たせた数多くの個性派モデルがお披露目されている。今年は「ゴルフGTI」の誕生35周年とあって、計3台ものワールドプレミアが用意された。
発表されたのは、2011年秋頃の日本導入が予定される「ゴルフカブリオレ」をベースとした高性能バージョン「ゴルフRカブリオレコンセプト」と「ゴルフGTIカブリオレコンセプト」。先にアナウンスされた「ゴルフGTI」の特別仕様車「ゴルフGTIエディション35」の3台だ。
中でも一番の注目は、「ゴルフRカブリオレコンセプト」。ソフトトップをもつ4シーターオープンのボディに、R GmbHの手によるエアロパーツをはじめとする専用パーツなどが組み合わされた、高性能ラグジュアリーオープンカーである。足まわりは、車高を25mmダウンさせるスポーツサスペンションや17インチのベンチレーテッドディスクを備えた強化ブレーキシステム、ブルーにペイントされたブレーキキャリパー、19インチアロイホイールなど、"R"モデルの文法にのっとったチューンが施されている。
インテリアは、軽量タイプのバケットシートにナッパレザーを組み合わせたスポーツシート、アンスラサイトの内装トリム、カーボンルックのデコラティブパネルなど。チューニング手法は高性能GTカーのそれに共通する。
エンジンは、最高出力が270psまで高められた2リッター直列4気筒ターボを搭載。このエンジンを手にしたことで、同車はクローズドトップ仕様の「ゴルフR」同様、0-100km/h加速が6秒を切り、また最高速度は250km/hに達するなど、ゴルフ史上最強のオープンカーに仕上がったという。
ただし現時点では、「ゴルフRカブリオレコンセプト」と「ゴルフGTIカブリオレコンセプト」の市販予定は未定とのこと。「ゴルフGTIエディション35」は2011年夏頃の発売が予定されている。
(webCG 曽宮)