GMが新型「キャデラック・エスカレード」を発表 湾曲型OLEDディスプレイなどの先進装備を多数採用

2020.02.12 自動車ニュース
新型キャデラック・エスカレード
新型キャデラック・エスカレード拡大

米ゼネラルモーターズ(以下、GM)は2020年2月4日、フルサイズSUVの新型「キャデラック・エスカレード」を発表した。

 
GMが新型「キャデラック・エスカレード」を発表 湾曲型OLEDディスプレイなどの先進装備を多数採用の画像拡大
 
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パワーユニットにディーゼルエンジンを初採用

エスカレードは1999年に登場したGM初のラグジュアリーSUVであり、今日でもキャデラックブランドのフラッグシップSUVとして人気を博している。今回の新型は5代目のモデルにあたり、ドライビングダイナミクスの向上やキャビンスペースの拡大を図るべく、従来モデルから設計が全面刷新された。

特に足まわりについては、リアサスペンションを従来の5リンクリジッド式から新開発の独立懸架式に変更。乗り心地やステアリング応答性などを劇的に改善したという。さらに、これまでにも採用されてきた磁性流体ダンパー「マグネティックライドコントロール」に加え、オプションとして新型エアサスペンション「エアライドアダプティブサスペンション」も設定。乗降時や高速巡航時、オフロード走行時など、状況に応じて車高の調整が可能となっている。

このほかにも、後輪のトラクションをより正確に調整して駆動力を高めるべく、電子制御リミテッドスリップディファレンシャルもオプションで用意。これらの装備を組み合わせることで、新型エスカレードはフルサイズSUVとしては卓越したボディーコントロールと俊敏性を実現するという。

パワーユニットの構成も大きなトピックとなっており、最高出力426PS(313kW)を発生する6.2リッターV8ガソリンエンジンに加え、エスカレードとしては初となる3リッターV6ディーゼルターボエンジンを採用。高い動力性能とトレーラーのけん引能力を実現するべく、6.2リッターガソリンエンジンに匹敵する623N・mの最大トルクを発生するという。

組み合わされるトランスミッションはトルコン式の10段ATで、全モデルにトレーラーパッケージを標準装備している。

ロングホイールベース・リア独立懸架の新プラットフォームは、パッケージの高効率化にも寄与しており、特に3列目シートのレッグルームは34.9インチ(約89cm)と、従来モデルより10インチ以上拡大。3列目シート後方の荷室の容量も、従来比68%増しの25.5立方フィート(約722リッター)を実現している(いずれも標準モデルの数値)。

セグメント初、自動車初の装備や先進技術を満載

充実した装備も新型エスカレードの魅力で、特にインテリアの特徴となっている湾曲型OLEDディスプレイは、自動車には今回が初採用とされる。この、対角線の長さが38インチ超という大型のディスプレイは、4Kテレビの2倍の解像度を誇り、鮮明な画像と豊富な色彩を実現。既存のデジタルメーターやインフォテインメントシステムのモニターなどは、いずれもこのシステムに統合されることとなった。

このほかにも新型エスカレードは、ストリートビューのライブ表示や目的地の方向を指示するディレクションオーバーレイ機能搭載の「拡張現実(AR)対応ナビゲーションシステム」、解像度2メガピクセルのバードアイビュー(鳥かん映像)を提供する「サラウンドビジョン」、赤外線センサーで夜間の歩行者や大型動物を検知する「ナイトビジョン」などの装備を採用。運転支援システムも最新のものとなっており、ハイウェイでのハンズフリー走行を可能にする「スーパークルーズ」も設定されている。

さらに、音響機器にはAKG製のオーディオシステムを採用。AKGはレコーディングスタジオやライブ会場用の製品で知られる音響機器メーカーで、自動車への採用は今回が初となるという。特にオプションで用意される「AKGスタジオリファレンスシステム」は、28チャンネル仕様の3基のアンプと36基のスピーカーからなり、驚くほど鮮明で没入感のあるサウンドを実現しているという。

新型エスカレードは、2020年後半に北米で販売を開始。その他のエリアでも、順次販売をスタートするとしている。製造は米テキサスのアーリントン工場で行われる。

(webCG)

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