「レクサスIS」はなぜフルモデルチェンジしなかったのか?

2020.06.24 デイリーコラム

時期的にはフルモデルチェンジでもいいけれど

「レクサスIS」の刷新をめぐっては、そもそもフルモデルチェンジ説とマイナーチェンジ(マイチェン)説が飛び交っていた。実際、レクサス=トヨタ自身が事前告知で「新型」とうたったことから、一部からは「やっぱり、フルモデルチェンジか!?」といった声も上がったものの、結局はマイチェンだった。

こうして姿をあらわした新しいISの内容が、マイチェンとしてはかなり大規模であることは事実だ。プレスリリースで「キャラクターラインにおいて、高精度でよりシャープな造形を実現」したとアピールされているリアフェンダー周辺のヒップサイドのラインはもちろん、写真を見るかぎり、ボンネットやフロントフェンダー、前後ドア、トランクリッドまで変更されているようだ。外板のプレスパネル部品、しかもボンネットやトランクリッドなどのフタモノ以外にまで手をつけるのは、日本車のマイチェンとしては異例である。

また、走行性能の向上のために、車体構造の強化やスポット溶接の増し打ちをしたほか、ホイールハブまで強化されているという。ここまで踏み込んだ内容であれば、わざわざ、「新型」をうたいたくなる気持ちも分からないではない。

それ以前に、現行ISは発売から7年以上が経過しており、とっくにフルチェンジしていてもおかしくない。今回の改良にまつわる情報が冒頭のように錯綜したのも、時期的に「いくらなんでも、そろそろフルチェンジでは?」という相場観があったからでもあろう。

2020年6月16日にお披露目された「レクサスIS」のマイナーチェンジモデル。より大きくなったスピンドルグリルは、立体的な多面体構造となっているのが特徴だ。
2020年6月16日にお披露目された「レクサスIS」のマイナーチェンジモデル。より大きくなったスピンドルグリルは、立体的な多面体構造となっているのが特徴だ。拡大
L字をモチーフとした横一文字のテールランプが目を引くリアビュー。
L字をモチーフとした横一文字のテールランプが目を引くリアビュー。拡大
レクサス IS の中古車
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