アウディが大型SUV「Q7」を大幅改良 パワートレインを進化させ内外装デザインも刷新

2020.08.18 自動車ニュース webCG 編集部
アウディQ7
アウディQ7拡大

アウディ ジャパンは2020年8月18日、大型SUV「Q7」に大幅改良を実施し、同日、販売を開始した。

 
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Q7 45 Sライン リミテッド
Q7 45 Sライン リミテッド拡大
 
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フロントマスクとインパネまわりを刷新

Q7は、3列7人乗り仕様も用意されるアウディの大型SUVであり、初代は2006年に日本デビュー。現行型は2016年に登場した2代目にあたり、今回、内外装やパワートレイン、インフォテインメントシステム、先進安全装備など、全方位的に手が加わる大幅改良を受けた。

エクステリアについては、アウディのなかでもSUV製品群「Qモデル」向けにデザインされたオクタゴン(八角形)のシングルフレームグリルを採用したほか、テールゲートに左右のリアコンビランプをつなげるアルミニウムストリップを配置。足元には標準車では19インチ、「Sライン」では20インチのアルミホイールを装備している。

一方インテリアでは、アナログメーターの代わりに12.3インチディスプレイの「アウディバーチャルコックピット」を採用。インストゥルメントパネルの中央には、触覚によるフィードバック機能を備えた大型タッチスクリーンを上下に2つ配置した。上段の10.1インチディスプレイは、インフォテインメントシステムおよびナビゲーションを、下段の8.6インチディスプレイは空調コントロールなどを操作するものとなっている。

乗車定員は5人が標準で、7人乗り3列シート仕様の7シーターパッケージも用意。セカンドシートはシートスライドとリクライニングが可能な3座独立式で、7人乗り仕様には電動格納式の左右分割可倒式サードシートが装備される。ラゲッジスペースは広大で、5人乗り仕様なら通常時で890リッターの空間を確保。2列目のシートを格納すれば、2075リッターもの積載スペースが得られる。一方7人乗り仕様の場合、サードシートを格納した状態で770リッター、セカンドシートを格納した状態で1955リッターとなっている。

マイルドハイブリッド付きの3リッターV6ターボを採用

パワーユニットは従来モデルのスーパーチャージャー付き3リッターV6から3リッターV6ツインスクロールターボに変更しており、48Vのマイルドハイブリッドシステムを組み合わせることで高効率化を実現。最高出力は340PS(250N・m)、最大トルクは500N・m(51.0kgf・m)を発生する。これに組み合わされるトランスミッションは8段ATの「ティプトロニック」で、駆動システムには機械式センターデフを備えた「クワトロ」フルタイム4WDを採用。前後駆動力配分は40:60が基本で、状況に応じて70:30から15:85まで変化することで、高いトラクション性能とダイナミックな走りを実現するという。

また足まわりには、標準車高+60mmのリフトモードから同-30mmのハイウェイモードまで、4段階で車高調整が可能なエアスプリングと、減衰力を連続的に調整できるショックアブソーバーを組み合わせた「アダプティブエアサスペンション」をオプションで用意。Sラインには車高を15mm低め、よりスポーティーなチューニングを施した「アダプティブエアサスペンションスポーツ」が標準装備される。

装備類では、予防安全や運転支援に関するアイテムも充実しており、既存のアダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストの機能を統合した「アダプティブドライビングアシスタント」を新採用。また走行中にドライバーに異常が発生した場合、ドライバーに警告を発しても反応がないと、車線を維持しながら自動で緩やかに減速、停止する「エマージェンシーアシスト」も装備している。

このほかにも、車体に配置した4つのカメラの映像を合成し、直上から見たような映像をモニターに表示する「サラウンドビューカメラ」を採用。車両の前後だけでなく、タイヤ周辺の状況も3Dビューで表示し、縁石などの障害物とホイールとの接触を防ぐ「カーブストーンアシスト」も用意している。

310台限定の日本導入記念モデルも登場

また、今回の大幅改良モデルの日本導入を記念して、特別仕様車「45 Sライン リミテッド」も発売された。

同車は、最高出力252PS(185kW)、最大トルク370N・m(37.7kgf・m)を発生する2リッター直4ターボエンジンとフルタイム4WDシステムを搭載した限定モデルで、販売台数は310台。充実した装備を特徴としており、「7シーターパッケージ」(3列目シート、4ゾーンエアコンディショナー、パワークロージングドア)や「プレミアムパッケージ」(エクステンディッドアルミニウムブラック/ブラックグラスルックコントロールパネル、プライバシーガラス)、21インチアルミホイールが採用されている。

ボディーカラーは「グレイシアホワイトメタリック」「デイトナグレー」「オルガブラックメタリック」に専用色の「バリークブラウンメタリック」を加えた、全4色の設定となっている。

大幅改良を受けたQ7の価格は以下の通り。

  • 55 TFSIクワトロ:957万円
  • 55 TFSIクワトロSライン:1020万円
  • 45 Sライン リミテッド:975万円

(webCG)

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