鈴鹿でのF1日本GP開催延長 2024年シーズンまで実施
2021.04.24 自動車ニュース![]() |
本田技研工業と、鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドは2021年4月24日、同サーキットで開催されるF1日本GPの契約を3年間延長し、2024年までとすることを発表した。
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ホンダ最後の2021年は「Honda日本グランプリレース」として
世界屈指のチャレンジングなコースとしてドライバー、ファンから支持される鈴鹿サーキット。F1の舞台となったのは、初開催の1987年から数えてこれまで31回。延べ800万人以上が足を運んだという、日本を代表するモータースポーツの“聖地”である。F1との契約は今季限りだったが、この度、2024年まで3年間の開催延長が決定したという朗報が届いた。
さらに今季の第17戦として10月10日に決勝が行われる予定のGPでは、ホンダがタイトルスポンサーとなり、「Honda日本グランプリレース」として開かれることもあわせて発表された。
ただし、コロナ禍を受けて、例年なら3月には告知されているチケット販売の詳細については現在調整中とのこと。報道向け発表会に立ち会ったモビリティランドの田中 薫代表取締役社長は、「感染対策など各行政機関とともに万全の準備を進めているが、チケットなどの詳細については今しばらく時間を頂戴したい」と説明した。
2021年のF1は開幕から2戦を終え、先のエミリア・ロマーニャGPではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが早々に今季初優勝し、チャンピオンシップでも首位ルイス・ハミルトンに1点差で迫る接戦を繰り広げている。ホンダはF1参戦最後の年に、悲願のタイトル獲得に向けて好スタートを切ったばかりだ。また鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS)の卒業生でもある角田裕毅も、アルファタウリ・ホンダをドライブしルーキーながら初戦で入賞する活躍をみせている。パンデミックにより状況は不透明だが、関係者もファンも、今年の日本GP開催を待ち望んでいることに変わりはない。
(文=bg)