歴史的レーシングカーをイメージ アストンマーティンが「V12スピードスター」の特別仕様車を発表
2021.04.28 自動車ニュース![]() |
英アストンマーティンは2021年4月27日(現地時間)、世界限定88台のオープン2シーター「V12スピードスター」をベースとする、特別仕様車を発表した。
今回発表された「V12スピードスター リミテッドエディション」は、伝説的なアストンマーティンのレーシングカー「DBR1」に敬意を表して製作したという、V12スピードスターのカスタマイズバージョン。
DBR1は1956年にデビューした後、1959年のルマン24時間耐久レースとニュルブルクリンク1000kmレースに勝利したマシンで、アストンマーティン史上最も成功したレーシングカーであるとともに、最も美しく優雅なモデルのひとつとされている。
V12スピードスター リミテッドエディションには、このDBR1に敬意を表した専用オプションが多数装備されている。
「アストンマーティン・レーシング・グリーン」で塗られたボディーには、「クラブスポーツ・ホワイト」のピンストライプとロンデルが施され、「クラブスポーツ・リップスティック・グラフィック」を備えたサテンシルバーのアルマイトグリルが装着される。サテンブラックダイヤモンド切削仕上げによる21インチセンターロックホイールも特徴に挙げられる。
コックピットにはコンカーサドルレザー、ビリジアン・グリーンのテクニカルテキスタイル/ケイスネスレザーを採用。シート後方の透明なリアカウルの中には、アストンマーティン・レーシング・グリーンに塗装された、ドライバーおよびパッセンジャー用のヘルメットが配置される。
パワーユニットは5.2リッターV12エンジンの高性能バージョン(最高出力:約700PS、最大トルク:約753N・m)で、ZF製の8段ATが組み合わされる。0-100km/h加速は3.4秒、最高速は約318km/hに達するという。
このDBR1仕様のV12スピードスターは、現在オーダー受け付け中で、納車は2021年半ばから開始される予定。
(webCG)