ものづくりの魔法のつえ 3Dプリンターはクルマづくりでどう生かされている?

2021.05.21 デイリーコラム

現実になった「夢の技術」

1980年代、1990年代。20世紀のあのころに流布していた近未来のイメージ、あなたは覚えていますか? 2021年現在、高層ビル間を自在に行き交うタイヤのないクルマはまだ実現されていないけれど、世界中に行きわたったスマホは思い描いていた未来アイテムにかなり近いような。

「でも逆に言えば、わかりやすく未来っぽいアイテムなんて、スマホくらいのもんじゃない?」

と思っていたら、いや待てあったぞ。「3Dプリンター」だ。これはかなり未来っぽいアドバンストマシンといっていいかもしれない。目の前でみるみるうちにモデリングされていく製作プロセスはまるで、ちょっとした魔法を見ているようだ。

そんな3Dプリンターがいま、自動車メーカーとその周辺でますます活躍の場を広げているという。世に3Dプリンターが知られてからずいぶんとたつが、いま自動車メーカーは最新のマシンや技術をどのように活用して、何をつくっているのか? 自動車業界における、3Dプリンターのいまを調べてみた。

3Dプリンティングは、従来の金型に代わる成形技術だが、部品の金型そのものを3Dプリンターでつくるということも広く行われている。写真は「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」における展示物で、写真左と中央が3Dプリンターで製作された型、右奥がその型でつくられたパーツ。
3Dプリンティングは、従来の金型に代わる成形技術だが、部品の金型そのものを3Dプリンターでつくるということも広く行われている。写真は「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」における展示物で、写真左と中央が3Dプリンターで製作された型、右奥がその型でつくられたパーツ。拡大
2020年8月に発売された、「MINI 5ドア」の特別仕様車「ローズウッドエディション」。特別装備のひとつである助手席前方の専用パネル(写真)は、3Dプリンターで製作されたものだった。
2020年8月に発売された、「MINI 5ドア」の特別仕様車「ローズウッドエディション」。特別装備のひとつである助手席前方の専用パネル(写真)は、3Dプリンターで製作されたものだった。拡大
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