日産が新型車「ノート オーラ」を発表 3ナンバーサイズのワイドボディーで高級路線を目指す

2021.06.15 自動車ニュース webCG 編集部
日産ノート オーラ
日産ノート オーラ拡大

日産自動車は2021年6月15日、コンパクトカー「ノート」をベースとした3ナンバーサイズの派生モデル「ノート オーラ」を発表した。FWD車と4WD車をラインナップし、発売は同年秋を予定している。

 
「ノート オーラ」のエクステリア。全長が4045mm、ホイールベースが2580mmという数値はベースとなった「ノート」と同じだが、全幅は+40mmの1735mmに拡大されている。
「ノート オーラ」のエクステリア。全長が4045mm、ホイールベースが2580mmという数値はベースとなった「ノート」と同じだが、全幅は+40mmの1735mmに拡大されている。拡大
12.3インチサイズに大型化された「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」が採用されたコックピット。
12.3インチサイズに大型化された「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」が採用されたコックピット。拡大
「ノート オーラ」の前席。ヘッドレストにスピーカーを内蔵した、BOSEとの共同開発となる「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」をオプション設定している。
「ノート オーラ」の前席。ヘッドレストにスピーカーを内蔵した、BOSEとの共同開発となる「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」をオプション設定している。拡大
「ノート オーラ」の後席。室内幅や室内高など居住空間は、ベースとなった「ノート」から変わっていない。
「ノート オーラ」の後席。室内幅や室内高など居住空間は、ベースとなった「ノート」から変わっていない。拡大
15工程を経てつくり出される木目調パネルやツイード調織物表皮で、内装を演出。「ノート オーラ」では、上質な雰囲気のインテリアを目指したという。
15工程を経てつくり出される木目調パネルやツイード調織物表皮で、内装を演出。「ノート オーラ」では、上質な雰囲気のインテリアを目指したという。拡大
発電用のHR12DE型1.2リッター直3エンジンは、ベースとなったノートと同じく、最高出力82PSを発生。
発電用のHR12DE型1.2リッター直3エンジンは、ベースとなったノートと同じく、最高出力82PSを発生。拡大
「ノート オーラ」専用となる、切削加工の上に樹脂パーツで加飾を施した 17 インチアルミホイール。
「ノート オーラ」専用となる、切削加工の上に樹脂パーツで加飾を施した 17 インチアルミホイール。拡大

車名の「オーラ」は、「気品」や「独特な雰囲気」を意味する英語「AURA」に由来。日産は「上質なクルマとして、見る人を惹(ひ)きつけ、所有する悦(よろこ)びをご提供する、唯一無二の輝きを放つ存在になるとの思いを込め、新次元のプレミアムコンパクトを目指した」と、同車の車名と開発コンセプトを説明している。

車体前後には専用デザインを採用。前後フェンダーの拡幅などによってボディーは3ナンバー規格になった。全長4045mm、ホイールベース2580mmという数値はベースとなったノートと同じだが、全幅は+40mmの1735mmとなっている。全高は1525mmで、これは駆動方式にかかわらずノート オーラの全グレードに共通する。

日産車のアイコンとなる「Vモーショングリル」は、シグネチャーLEDポジションランプやアクセントランプ、シーケンシャルターンランプの 3 つの機能を有し、薄型のヘッドランプにはアダプティブ LEDヘッドライト機能が備わっている。デザイン性と空力、軽量化などの機能性を両立させたという切削加工の上に樹脂パーツで加飾を施した 17インチアルミホイールも、同車のエクステリアデザイン上の特徴となる。

インテリアでは、ノートの7インチサイズに対して12.3インチサイズに大型化された「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」と、オプションの9インチサイズの「NissanConnect ナビゲーションシステム」がシームレスにつながるバイザーなしのメーターナセルが目を引く。15工程を経てつくり出される木目調パネルやツイード調織物表皮のダッシュボードやセンターコンソール、ドアパネルなどもノート オーラの専用アイテムとなる。室内寸法の数値は、ベースとなったノートからの変更はない。

また、ルーフやドア、フロントドアのガラスに遮音対策を施し、高い静粛性を確保。運転席、助手席のヘッドレストにスピーカーを内蔵したBOSEとの共同開発となる「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」をオプションとして採用したのも同車の特徴である。

発電用のHR12DE型1.2リッター直3エンジンはベースとなったノートと同型ながら、ノート オーラには、よりパワーアップした電動パワートレイン「e-POWER」が搭載される。ノートと同じくFWD車と4WD車が設定され、前輪用モーターは最高出力が20PSアップの136PS、最大トルクが20N・mアップの300N・mを、後輪用モーターはノートの4WD車と同じく最高出力68PS、最大トルク100N・mを発生する。

日産車でおなじみの運転支援システムであるナビリンク機能付き「プロパイロット」は、オプションアイテムとして用意される。ボディーカラーは「ガーネットレッド/スーパーブラック」「ミッドナイトブラック/サンライズカッパー」を含む2トーンが5種類、モノトーンが9種類の全14種類をラインナップしている。

FWD車と4WD車は、いずれも2グレード展開となる。ラインナップと価格は以下の通り。

  • G:261万0300円(FWD車)
  • Gレザーエディション:269万9400円(FWD車)
  • G FOUR:286万8800円(4WD車)
  • G FOURレザーエディション:295万7900円(4WD車)

(webCG)

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