ブガッティのサーキット専用モデル「ボリード」の受注がスタート 価格はおよそ5億2000万円

2021.09.10 自動車ニュース webCG 編集部
ブガッティ・ボリード
ブガッティ・ボリード拡大

日本におけるブガッティの正規代理店であるスカイグループは2021年9月10日、世界限定40台のハイパーカー「ブガッティ・ボリード」の予約受け付けを開始した。

 
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出力はスーパースポーツの倍以上

ブガッティ・ボリードは、2021年8月に米国のペブルビーチで世界初公開されたハイパーカー。公道での走行が認められないサーキット専用モデルで、世界限定40台の少量生産となっている。

特徴的なエクステリアデザインは、ブガッティのスタイル哲学である「form follows performance」を具現したもの。多数のエアダクトと空力パーツで構成されるボディーがF1やLMP1のマシンをほうふつとさせる。ルーフにはエアインテークスクープが備わり、リアディフューザーとともに“Xシェイプ”のリアシルエットを構成する専用ウイングが強大なダウンフォースを発生。高速走行に際して強力なトラクションが得られるという。

4つのターボで過給される専用の8リッターW型16気筒エンジンは、最高出力1850PS、最大トルク1850N・mを発生。いつでも高回転で走行できるようチューニングが施されており、ロードカーの「シロン」よりもさらに強烈に加速できるだけでなく、ドライバーとマシンの一体感を高めた究極のレスポンスを実現したとうたわれる。

ターボやトランスミッション、ディファレンシャル、冷却システムにも手が加えられており、各部に軽量・高剛性なチタン合金製のパーツを組み込むことで、高出力と耐久性の両立が図られている。駆動方式は4WDで、車重は1240kg。0-100km/hの加速タイムは2.17秒、最高速は500km/hと公表される。

この走行性能とドライビングプレジャーを担保するため、安全性と快適性にも配慮されている。救命デバイス「HANS(Head and Neck Support)」に対応しているほか、自動消火システムや圧力式燃料補給システム、セントラルホイールロック、6ポイントセーフティーベルトシステムなどが備わる。

ブガッティ・ボリードの価格は、400万ユーロ(邦貨にしておよそ5億2000万円)。日本市場への割り当て台数や配車の時期については決まっていない。そのオーナーには、専任インストラクターによるサーキットでの走行トレーニングや、ボリード専用走行イベントへの参加資格が与えられるという。

(webCG)
 

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