シボレー・コルベット コンバーチブル(後編)
2021.11.04 谷口信輝の新車試乗 MRの駆動方式を採用した新型「シボレー・コルベット コンバーチブル」に、レーシングドライバー谷口信輝が試乗。OHVエンジンや走行モードの話はやがて、谷口的“アメ車論”へと発展し……。ちょっともったいない
箱根のワインディングロードでの試乗を終えるなり、シボレー・コルベット コンバーチブルについて「楽しかった!」と語った谷口信輝。後編では、その印象をさらに掘り下げて語ってもらおう。
まずは「とても扱いやすいキャラクターです」と語った6.2リッターV8エンジンについて。
「このエンジン、バルブ駆動はOHV式だそうですが、高回転域までよく回ります。ただし、グングン回転を上げていくと、『ここから先、まだパワーがありそうだな』と思っているうちにレブリミッターにあたって、それ以上、回せなくなっているのは、ちょっともったいない感じがしました。おそらく、エンジンのライフなどを考えてレブリミッターを設定しているのでしょうが、あれだけ気持ちよく回ってくれるから、まだまだチューニングの余地がありそうな気がします。ちなみに、トラクションコントロール・オフも試しましたが、なにも起きませんでした」
トラコン・オフでもなにも起きなかったというのは、「それほどパワーがない」という意味ではなく、「ミドシップの生み出す優れたトラクション性能がV8エンジンのパワーとトルクをしっかりと受け止めた」と捉えたほうがいいだろう。
ツーリングモードにスポーツモード、さらにはレーストラックモードまでそろえたドライビングモード切り替えについても、谷口は試してくれた。
「切り替えるときにちょっと時間がかかるのが気になりました。おかげで、操作できたかどうかがわからなくて、スイッチを2回続けて押しちゃうことも何度かありました。ただし、この種のものとしてはモードごとの振れ幅がかなり大きい感じがします。それと、当たり前ですが、レーストラックモードが一番硬いですね(笑)」
ここまでコルベットの印象について語ってくれた谷口は、続いて私たち取材班に向けて次のような質問を投げかけてきた。
「この四角いステアリングホイールですが、みなさんはどう思いましたか?」
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