最高出力は1064HP! 新型「シボレー・コルベットZR1」が登場

2024.07.30 自動車ニュース 堀田 剛資
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シボレー・コルベットZR1
シボレー・コルベットZR1拡大

米ゼネラルモーターズは2024年7月25日(現地時間)、高性能スポーツカー「シボレー・コルベット」のハイパフォーマンスバージョン「ZR1」を発表した。

 
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コルベットZR1コンバーチブル
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5.5リッターV8 DOHCツインターボエンジン「LT7」
5.5リッターV8 DOHCツインターボエンジン「LT7」拡大
 
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「コルベットZR1」(写真向かって左)と「ZR1コンバーチブル」(同右)。
「コルベットZR1」(写真向かって左)と「ZR1コンバーチブル」(同右)。拡大

コルベット史上最速、最強

シボレー・コルベットは1953年に誕生したアメリカ伝統のスポーツモデルであり、ZR1はその最上級グレードにあたる。歴史的にはC3(3代目コルベット)に用意されたモータースポーツ用のパフォーマンスパッケージに端を発するもので、以降、C4、C6、C7と、C5を除く歴代のモデルに設定されてきた。ゼネラルモーターズではC4の「ZR-1」が「King of the Hill」と呼ばれていたことから、新型ZR1のデビューを「The King of the Hill returns」と表している。

「The Fastest, Most Powerful Corvette Ever(コルベット史上最速、最強)」を実現したというC8世代のZR1も、過去のモデルと同じく最大の特徴はエンジンにある。新開発の5.5リッターV8 DOHCツインターボエンジン「LT7」は、フラットプレーンクランクシャフトの「LT6」をベースに、シングルスクロール(76mm)のボールベアリングターボを2基搭載したもので、1064HP(873kW)/7000rpmの最高出力と828lb-ft(1123N・m)/6000rpmの最大トルクを発生。これにより、新型ZR1は最高速が215マイル(約346km/h)以上、1/4マイル(約400m)加速が10秒以下という動力性能を発揮するという。またデュアルクラッチ式8段ATにも改良を加えており、各ギアにショットピーニング加工を施すことで強度をアップ。ファイナルドライブも変更し、インプット/アウトプットシャフトや冷却システムなどにもアップグレードを施したという。

いっぽうシャシーでは、マグネティックライドダンパー(磁性流体ダンパー)を装備する足まわりに、2種類のセットアップを用意。標準仕様のシャシーは公道での快適性とサーキットでのパフォーマンスの両立を図ったもので、タイヤは前に275/30ZR20、後ろに345/25ZR21サイズの「ミシュラン・パイロットスポーツ4 S」を装着する。これに対し、オプションの「ZTKパフォーマンスパッケージ」はサーキット走行に特化したもので、サスペンションにはより硬いスプリングを設定。タイヤも「ミシュラン・パイロットスポーツ カップ2 R」に変更される。さらに、大型のリアウイングをはじめとするカーボン製の空力パーツが追加で装備され、トップスピードでの走行時には1200ポンド(約544kg)ものダウンフォースを発生するという。なお、これらの空力パーツは標準シャシーでも選択が可能だ。

ブレーキも強化しており、フロントにφ400mm、リアにφ390mmのカーボンコンポジットディスクを装備。オプションで42.8ポンド(19.4kg)のバネ下重量軽減に寄与する、カーボンファイバーホイールも用意される。

ボディータイプはクーペとコンバーチブルの2種類で、前者ではリアカウルにスプリットウィンドウを採用している点も特徴だ。レーシングカー「Z06 GT3.R」でお披露目されたこのデザインは、C2の初期モデルをオマージュしたものとなっており、エアアウトレットが備わることでエンジンルームの排熱性向上にも貢献しているという。

生産を担うのは、他のコルベットと同じく米ケンタッキー州ボーリンググリーン工場で、2025年にラインオフを予定。価格などの情報は、生産開始が近づいた時点で追って発表されるという。

(webCG)

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