マツダが新型SUV「CX-60」に採用する新しいコネクテッドサービスを発表
2022.06.30 自動車ニュースマツダは2022年6月30日、同年9月発売予定の新型SUV「CX-60」に採用する、新たなコネクテッドサービスの機能を発表した。
ドライバーの異常を検知して自動で緊急通報を実施
マツダCX-60は、新開発のエンジン縦置きプラットフォームをベースに開発された、マツダの新世代SUVである。
今回発表されたのは、コールセンターやスマートフォンとの連携を通じてオーナーのカーライフをサポートする、コネクテッドサービスの新機能である。他のマツダ車でも利用可能なエマージェンシーコールやリモートモニターなどに加え、CX-60には以下の機能も用意されるという。
【マツダマイカーケア】
車両へのいたずらや盗難が発生した際に、警備会社からガードマンを派遣。車両の状態確認・監視を行う。
【ドライバーケア】
オーナーが任意でクルマの速度や運転時間、走行エリアを「MyMazda」アプリに登録。設定した条件になると、携帯端末にアラートが届けられる。家族のクルマが外出先から自宅近くに戻ってきたことを把握する際などに重宝するという。
【リモートエンジンスタート】
クルマの空調システムと連携し、走行開始時の視界確保および快適な車内温度の調整に貢献する。
価格は、マツダマイカーケアとドライバーケアをセットにした「見守りプラン」が月額で330円、年額で3630円。リモートエンジンスタートが月額で220円、年額で2420円となっている。
このほかにも、緊急時の自動通報システム「マツダエマージェンシーコール」には、CX-60から導入される予防安全システム「ドライバー異常時対応システム(DEA)」との連携機能を追加。ドライバーが意識を失うなどの緊急事態を検知すると、自動で緊急通報を行うようになっている。
一部機能の無料期間を10年に延長
マツダでは、2019年9月に通信モジュール搭載車の購入者に対してコネクテッドサービスの提供を開始。2022年4月には価格体系を見直し、エマージェンシーコールをはじめとした「安心・安全」機能の無料期間を初度登録後10年に延長するなど、サービスの普及を推進してきた。すでにコネクテッドカー購入者の約9割、14万2000台のオーナーが同社のコネクテッドサービスを利用しているという。
マツダではコネクテッドサービスの提供開始から3年を迎えるにあたり、より一層、サービスの普及や新プランへの移行を進めていきたいとしている。
(webCG)
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