新型「ルノー・カングー」が上陸 正式発表前に日本仕様を初公開
2022.10.17 自動車ニュース![]() |
ルノー・ジャポンは2022年10月16日、山梨・山中湖にて3年ぶりに開催されたユーザー参加イベント「ルノー カングージャンボリー2022」の会場で、新型「カングー」を日本初公開した。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
新型カングーは2002年に導入された初代から数えて3代目にあたるモデルで、2020年11月に本国で発表された。欧州仕様には日本でもおなじみの乗用車バージョンに加え、商用車バージョン「カングー バン」もラインナップしている。
今回お披露目された車両は、日本専用となる観音開きのリアゲートを有する右ハンドル仕様車。「ジョンアグリュム」と呼ばれるイエローの外装色をまとった車両は最高出力116PS/3750rpm、最大トルク270N・m/1750rpmの1.5リッター直4ディーゼルターボエンジンを搭載、「ブルーソーダライトM」の外装色をまとった車両は最高出力130PS/6000rpm、最大トルク240N・m/1600rpmの1.3リッター直4ガソリンターボエンジンを搭載していた。いずれもEDCと呼ばれる7段デュアルクラッチトランスミッションが組み合わされる。
さらに会場には、左ハンドル仕様でジョンアグリュムに塗られた通常のハッチゲートが備わる欧州仕様車も参考展示。計3台の新型カングーが並んだ。
日本仕様車のボディーサイズは全長×全幅×全高=4490×1860×1810mm、ホイールベースは2715mm。全幅の拡大は従来型に比べ30mmにとどめられている。ディーゼル車、ガソリン車とも重量は未公表。駆動方式はいずれもFWDで、乗車定員は5人となる。
インテリアは、水平基調のダッシュボードや液晶メータースクリーン、浮き出たように配置される大型のセンタースクリーンによって現代化。アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)やレーンセンタリングアシスト(車線中央維持支援)、アダプティブエマージェンシーブレーキ、ブラインドスポットインターベンション(後側方車両追突防止支援)などが採用され、ドライバーアシストシステムの充実もうたわれている。キャビンや荷室は従来モデル譲りの広々としたもので、多彩なシートアレンジもセリングポイントになっている。
ルノー・ジャポン代表取締役社長の小川隼平氏はお披露目の場で、「乗用車バージョンのカングーに観音開きのリアゲートが組み合わされるのは日本仕様だけで、さらにイエローのボディーカラーとブラック仕上げのバンパーが採用されるのも日本だけです」と新型カングーの特徴を紹介。日本のファンの要望を取り入れた仕様であることを強調した。
日本での正式な発表・発売は2023年春を予定している。
(webCG)