フロントフェイスが大きく変わった最新型「BMW X7」発売

2022.11.15 自動車ニュース webCG 編集部
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BMW X7 M60i xDrive(写真はすべて欧州仕様車)
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BMWジャパンは2022年11月15日、マイナーチェンジが施されたBMWの最上級SUV「X7」を発売した。デリバリーの開始時期は、同年12月以降が見込まれている。

上下2分割デザインのヘッドランプは、上側がターンインジケーターを含むLEDデイタイムランニングライトで、下側がコーナリングライト機能を併せ持つLEDヘッドライトとなっている。
上下2分割デザインのヘッドランプは、上側がターンインジケーターを含むLEDデイタイムランニングライトで、下側がコーナリングライト機能を併せ持つLEDヘッドライトとなっている。拡大
ボディーサイズは「X7 M60i xDrive」の場合で全長×全幅×全高=5170×2000×1835mmと公表される。ホイールベースは3105mm。
ボディーサイズは「X7 M60i xDrive」の場合で全長×全幅×全高=5170×2000×1835mmと公表される。ホイールベースは3105mm。拡大
横方向に連結された、大きなディスプレイが目を引くインテリア。
横方向に連結された、大きなディスプレイが目を引くインテリア。拡大
センターコンソールからはシフトレバーがなくなり、すっきりとしたデザインに改められた。
センターコンソールからはシフトレバーがなくなり、すっきりとしたデザインに改められた。拡大
「X7 M60i xDrive」の前席。
「X7 M60i xDrive」の前席。拡大
「X7 M60i xDrive」の2列目シート。写真は6人乗り仕様のもので、7人乗り仕様の2列目はベンチタイプとなる。
「X7 M60i xDrive」の2列目シート。写真は6人乗り仕様のもので、7人乗り仕様の2列目はベンチタイプとなる。拡大
X7 M60i xDrive
X7 M60i xDrive拡大
X7 M60i xDrive
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“あの顔”になって新登場

改良型BMW X7の最大のトピックは、従来型から大きく変わったフロントフェイス。先に発表された新型「BMW 7シリーズ」と同様に、「ツインサーキュラー&ダブルライト」と呼ばれる上下2分割のランプが与えられ、暗闇において光を放ち存在感を演出する「アイコニックグローキドニーグリル」が組み合わされている。

インテリアにおいては、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させてドライバー側に湾曲させた、最新のカーブドディスプレイを採用。優れた視認性と高い操作性を実現したとアピールされる。またシフトレバーを廃止し変速デバイスをシフトパドルに限定するなど、センターコンソール周辺のデザインを簡素化。運転席まわりの空間を広げ、モダンなムードを演出したという。シートのフォーメーションはこれまでと変わらず、3列6人乗り仕様と、3列7人乗り仕様が選択できる。

パワーユニットはクリーンディーゼルとガソリンの2本立て。前者の3リッター直6ディーゼルターボは「X7 xDrive40d」に搭載され、48Vマイルドハイブリッドシステムとの組み合わせにより、システム最高出力352PS、システム最大トルク720N・mを発生する。

グレードとしては、標準的な「エクセレンス」のほか、以下の装備でスポーティーさを強調した「Mスポーツ」がラインナップされる。

  • Mエアロダイナミクスパッケージ
  • Mバッジ(サイドパネル)
  • Mハイグロスシャドーライン
  • ハイグロスブラックルーフレール
  • Mスポーツエグゾーストパイプデザイン
  • Mサイドシル
  • M専用インストルメントパネルデザイン(スポーツモード)
  • Mレザーステアリングホイール
  • Mアルカンターラアンソラジットルーフライニング
  • M専用キーデザイン

さらに、「Mスポーツエグゾーストシステム」や「Mハイグロスシャドーラインエクステンティッド(マットブラック仕様のキドニーグリルフレーム&バー)」などで構成されるセットオプション「Mスポーツパッケージプロ」も用意される。

もうひとつの4.4リッターV8ガソリンターボエンジンにも、48Vマイルドハイブリッドシステムを採用。システム最高出力530PS、システム最大トルク750N・mを発生する。いずれのパワーユニットも、8段ATとBMW独自の4WDシステム「xDrive」が組み合わされる。

そのほか走りに関わる部分では、アンチロールスタビライザーを最適化し、俊敏性やハンドリング精度を向上させ、特にダイナミックなコーナリング時に効果を発揮するという「エグゼクティブドライブプロ」、直進走行時の快適性向上に寄与する「アクティブロールスタビライザー」などを標準装備。優れた快適性を実現したとうたわれている。

安全装備も充実しており、一定の条件下においてステアリングから手を離しての走行が可能になる「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」が利用できるほか、安全機能・運転支援システム「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」、事前に登録した自宅や勤務先の駐車場において、自動検知・自動駐車が行われる「パーキング・サポート・プロフェッショナル」などが備わる。

AI技術を活用した発話型のパーソナルアシスタント機能や、スマートフォンを車両キーの代わりに使える機能など、トップモデルにふさわしい快適・便利機能もセリングポイントとなっている。

BMW X7のラインナップと価格は以下のとおり。

  • X7 xDrive40dエクセレンス:1339万円
  • X7 xDrive40d Mスポーツ:1386万円
  • X7 M60i xDrive:1698万円

(webCG)

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