ロイヤルエンフィールドが「スーパーメテオ650」を日本に導入 排気量650cc級のクルーザーモデル
2023.06.20 自動車ニュース![]() |
ロイヤルエンフィールドの正規輸入元であるピーシーアイは2023年6月20日、クルーザータイプの大型二輪モデル「スーパーメテオ650」を、同年7月26日に発売すると発表。予約受け付けを開始した。
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高速道路もワイディングロードもお任せあれ
ロイヤルエンフィールド・スーパーメテオ650は、完全新設計のシャシーに「INT650」や「コンチネンタルGT650」などで定評のある、排気量648ccの空冷並列2気筒SOHCエンジンを搭載したクルーザーモデルである。開発はインドとイギリスの2カ所のテクノロジーセンターが担い、テストコースだけでなく欧州、アジア各国の公道で延べ100万kmにもおよぶ走行テストを実施。信頼性が高く、ライディングの楽しいモデルに仕上げたという。
ボディーサイズは全長×全幅×全高=2300×890×1155(「ツアラー」は1380)mmと、ライダーに安心感を与えつつ実用性も併せ持つもので、着座面が広く低いシート、涙滴(るいてき)型のワイドな燃料タンク、ワイドなハンドルバーなどによって、クルーザーモデルならではのスタイルを実現。シート高は740mm、ライディングポジションはエンジン前方のステップに足を置くフォワードコントロールとなっており、リラックスできる運転姿勢が高速道路での安定した走りとワインディングロードでの俊敏な走りに貢献するという。
またその車両骨格については、フレームのスペシャリストであり現在はロイヤルエンフィールドの傘下にある英ハリス・パフォーマンス社と共同で開発。スイングアームとともにイギリスのテクノロジーセンターで製作される。特徴は高速安定性をもたらす低い重心と取り回しのしやすさに配慮した設計にあり、あらゆる経験値のライダーが自信を持ってライディングできるとされている。ホイールのサイズは前:19インチ、後ろ:16インチで、高速走行時に高い走行安定性と安心感を提供するべく、専用設計のチューブレスタイヤを装着している。
こだわりの込められたディテールも要チェック
一方、操作系はクラス最高のデザインとフィット感、仕上げを目指して特別に設計されたという。メーターパネルにはアナログ式のスピードメーターに加えて、シフトインジケーターや燃料計、時計、トリップメーターなどの情報を表示するLCDディスプレイを装備。また「Royal Enfield Tripper(ロイヤルエンフィールド・トリッパー)」と呼ばれるターン・バイ・ターン式のナビゲーションシステムを全車に標準装備している。
加えて、サイドカバー内にUSBソケットを用意したり、ロイヤルエンフィールドとして初めてLED式のヘッドライトを採用したりと、その他の装備も充実。メッキ仕上げのアルミ製スイッチボックスや、クローム仕上げのタンクエンブレムなど、各部の質感にも十分に配慮がなされている。
ラインナップはベーシックな「スタンダード」と、フロントスクリーンやツーリングシート、パッセンジャーバックレストなどを備えたプレミアムグレード「ツアラー」の2種類。カラーリングは前者が「アストラル・ブラック」「アストラル・ブルー」「インターステラー・グリーン」の3種類、後者が「セレスティアル・レッド」「セレスティアル・ブルー」の2種類のツートン仕様となる。
価格は以下のとおり。
- スーパーメテオ650スタンダード(アストラル・ブラック/アストラル・ブルー):97万9000円
- スーパーメテオ650スタンダード(インターステラー・グリーン):99万8800円
- スーパーメテオ650ツアラー(セレスティアル・レッド/セレスティアル・ブルー):103万9500円
(webCG)
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