ホンダe:Ny1【海外試乗記】
ホンダらしくはあるけれど 2023.08.17 アウトビルトジャパン ホンダの新型車「e:Ny1」は、日本では「ヴェゼル」の名で販売されている「HR-V」のように見えるが、技術的には違うクルマだ。同ブランドで2番目となる電気自動車の走りとは、どのようなものなのか?※この記事は「AUTO BILD JAPAN Web」より転載したものです。
新開発プラットフォームを採用
ホンダのドイツでの販売台数は過去5年間で激減している。長い間、日本企業の得意分野だった自然吸気ガソリンエンジンやターボディーゼルを搭載した、安価だが堅実なつくりのモデルは、もはやそれほどうまくはいっていないのだ。それにもかかわらず、信頼性が重要な役割を果たすというブランド独自の哲学に基づいた試みは続けられている。
その点、この新しいオールエレクトリックモデルは、HR-Vのラインナップに完璧に適合している。外観はハイブリッド化されたHR-Vと紛らわしいほど似ているが、e:Ny1は、ホンダが「e:NアーキテクチャーF」と呼ぶ、新しいプラットフォームを採用している。電動モーターはフロントにある。何より、高強度鋼板を多用することで、剛性が向上しているという。床下には正味容量61.9kWh、約412kmの航続距離を可能にするバッテリーが搭載されている。
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快適性を追求したe:Ny1
カントリーロードの旅で最も印象的なのは、e:Ny1がいかに快適にチューニングされているかということだ。スプリングは柔らかく、ステアリングはダイレクトではないが、すべてがうまく調和している。そして、このコンパクトSUVはゆっくりとした走りを強いられることもない。
204PSのパワーと310N・mのトルクは、7.6秒での0-100km/h加速を実現する。標準装備の18インチタイヤは、予想以上にアンダーステアを抑えたコーナリングに寄与している。1730kgという適度な乾燥重量もその一翼を担っているのは確かだ。必要なだけのバラストを積んでいるのがホンダらしい。
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電車のような音がするモーター
しかし、断熱材を節約する傾向があることは他のモデルでも知られている。電動モーターは、パワーを呼び出すとはっきりと音が聞こえてきて、まるで通勤電車の雰囲気だ。最大78kWの充電能力も、誰も驚くことではない。
インテリアについては、デザイナーが再度2分割のパノラミックルーフを開発し、インフォテインメントシステムを再設計したという。センタースクリーンのサイズは15.1インチになった。3つの個別のスクリーンが単にネジ止めされただけで、最初は圧倒されるかもしれない。価格も決して安くはなく、最低でも4万7590ユーロ(約750万円)が必要だ。
結論
スペースと出来栄えは申し分なく、快適なシャシーにも文句はない。価格的には安いとはいえないものの、まあ納得がいく。しかし、充電速度と断熱性には不満が残る。
【ホンダe:Ny1のテクニカルデータと価格】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4387×2028×1584mm
地上高:135mm
車重:1730kg
モーター最高出力:204PS
モーター最大トルク:310N・m
駆動方式:FWD
ラゲッジコンパートメント容量:361~1176リッター
0-100km/h加速:7.6秒
最高速度:160km/h
価格:4万7590ユーロ(約750万円)より
(Text=Jonas Uhlig/Photos=Honda)
記事提供:AUTO BILD JAPAN Web(アウトビルトジャパン)
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AUTO BILD 編集部
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