フィアット・ドブロ(前編)
2023.09.17 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が「フィアット・ドブロ」に試乗。日本では新顔となる商用車ベースのマルチパーパスビークルであり、どちらかといえば運転よりも“積める”ことに主眼を置いた背高のっぽなクルマだ。箱根の山道で試した印象を聞いてみた。想像を超えたハンドリング
「これはイイ!」とレーシングドライバーの山野哲也。「乗っていて気持ちが明るくなりますね。なにより走りが小気味いい!」と笑顔を見せる。
ニッポンのジムカーナマイスターに試乗してもらっているのは、欧州マルチパーパスビークルのフィアット・ドブロ。ご存じ、「プジョー・リフター」と「シトロエン・ベルランゴ」、そして「オペル・コンボ」(日本未導入)の姉妹車で、リア左右にスライドドアを備えた商用車由来のモデルである。わが国で思わぬ人気を博し、ひとつのジャンルを確立した「ルノー・カングー」を追撃すべく、2023年5月11日に日本上陸を果たした。
バリエーションは、2列シート5人乗りの「ドブロ」と、ボディーをストレッチした3列シート7人乗りの「ドブロ マキシ」が用意される。動力系は、いずれも1.5リッターディーゼルターボエンジン(最高出力130PS)と8段ATの組み合わせ。駆動方式はFFのみ。価格は前者が399万円、後者が429万円となる。
標準ボディーのドブロのステアリングホイールを握った山野が、次々とコメントを伝えてくれる。
山野:アクセル操作に対するレスポンスがいい。ブレーキのメカニカルなタッチも悪くない。操舵すると、クルマが素早く反応してくれる。
webCG:商用車らしからぬ機敏な動きを見せる?
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