フィアット・ドブロ(後編)

2023.09.24 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「フィアット・ドブロ」に試乗。大方の予想に反し(?)前編ではそのハンドリング性能を絶賛した山野。後編ではパワートレインの印象について聞いてみよう。
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機械を操る気持ちよさ

今回、レーシングドライバーの山野哲也に乗ってもらったのは、フィアット・ドブロ。「プジョー・リフター」「シトロエン・ベルランゴ」の姉妹車にして、商用車由来のマルチパーパスビークルである。

2列シート5人乗りの「ドブロ」と、3列シート7人乗りのロングボディー「ドブロ マキシ」のうち、山野がステアリングホイールを握ったのは前者。1.5リッターのディーゼルターボエンジンに8段ATを組み合わせ前輪を駆動する。車両本体価格は399万円だ。

webCG:フロントに積まれるディーゼルターボは、最高出力が130PS/3750rpm、最大トルクが300N・m/1750rpmです。試乗いただいた際は、空荷の1人乗車でしたが……

山野:アウトプットに不足はありません。エンジンを2000rpmも回すことなく、箱根の急坂をグイグイと上っていきます。スロットル操作に対する“トルクのつき”も良好です。

webCG:わずか1750rpmで最大トルクを発生するスペックです。

山野:燃費がよさそうですね。

 
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