米シンガーがピカピカにレストアした「ポルシェ911」が日本初上陸
2023.11.10 自動車ニュース![]() |
ディーラー業を手がける永三MOTORSは2023年11月10日、Singer Vehicle Design(シンガー)がレストアした「ポルシェ911」の国内第1号車を初披露した。
2009年設立のシンガーはカスタマーの要望に応じてポルシェ911のレストアやチューニング、改造、カスタマイズを請け負うアメリカの企業。タイプ964を専門としており、補修というレベルを超えたハイクオリティーな仕上がりが持ち味だ。永三MOTORSは販売とアフターサポートを提供する国内の代理店を務めている。
ベースとなるタイプ964(ドナーカーと呼ぶ)はシンガーに持ち込まれると徹底的に分解され、補修して使うのは基本的にシャシーとエンジンブロックのみ。その他のコンポーネンツ、例えばカーボン製のルーフやアルミ製のサイドウィンドウフレームなどはシンガーが独自に用意するほか、ボディーカラーやインテリアのカラー&マテリアルなどは顧客の好みに応じた仕立てが可能だ。エンジンについても、排気量アップやパワーアップなどのカスタマイズに対応している。
今回披露されたのは「クラシックスタディー」と呼ばれる450台限定のエディションで、ベースプライスはおよそ8000万円からとのこと。ドナーカーを持っていない場合は、シンガーが程度のいい個体を探すサポートをしてくれる。限定台数の定められたサービスであり、すでに順番待ちも発生。さらにレストア着手から完成までに3年前後を要するとのことなので、興味のある人は永三MOTORSに相談してみてはいかがでしょうか。
(webCG)