BMWアルピナD4 Sグランクーペ(前編)

2024.02.04 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「BMWアルピナD4 Sグランクーペ」に試乗。山野をうならせたのは圧倒的なパワーか、それとも絶妙な乗り味か!? もちろんどちらも絶賛したのだが、最も感銘を受けたのはまた別のポイントだという。ともかく話を聞いてみよう。
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ホテルのラウンジにいるようだ

BMWアルピナD4 Sグランクーペとの撮影にあたって、「この格好じゃいけませんね」とレーシングドライバーの山野哲也があらためて上着を羽織った。目の覚めるような「ミネラルホワイト」にペイントされたクルマの前でポーズを決める。

「とにかくカッコいい! 定番のボディーサイドのラインも、「ALPINA」の字体も、伝統のリップスポイラーも、憎らしいほどD4 Sを引き立てています」と語る口調に、いつも以上に熱がこもる。自身で何台もBMW車を所有してきた山野哲也である。真性ビーエム好きにとって、やはりアルピナは特別な存在なのだ。

今回の試乗車、アルピナD4 Sグランクーペは、その名のとおり「BMW 4シリーズ グランクーペ」をアルピナが仕立て直したモデル。日本市場では貴重な3リッター直6ディーゼルターボ(最高出力355PS)を積み、48Vのマイルドハイブリッドシステムが組み合わされる。トランスミッションは8段AT。強大なアウトプットを無理なく路面に伝えるべく、駆動方式には4WDを採用した。ベース価格は1320万円。

山野:内装もいかにもBMWアルピナらしい。シートのステッチの入れ方がニクいですね。

webCG:シート形状、意外と平板ではありませんか?

山野:平板というより、薄くて硬め。しっかりしたクッションが、その上に座った乗員を押し返さないのがいい。むやみに体が沈まないので安心感があります。

 
BMWアルピナD4 Sグランクーペ(前編)の画像拡大
 
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