「BYD ATTO 3」の最新モデルが日本上陸 タッチスクリーンのサイズが15.6インチに拡大
2024.03.01 自動車ニュース![]() |
BYDオートジャパンは2024年3月1日、ミドルサイズSUV「ATTO 3(アットスリー)」の一部仕様を変更し、販売を開始した。
BYDの日本の乗用車市場参入の第1弾モデルとして、2023年1月に発売されたATTO 3。容量58.56kWhの駆動用リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載し、フロントの駆動用モーターの出力は204PS。WLTCモード計測による一充電走行距離は470kmを実現している。
今回のアップデートモデルではボディーカラーに新色の「コスモスブラック」を採用したほか、内装色には「ブラック/ダークブルー」を追加設定。ウィンドウトリムとDピラーのプレートをブラックに変更し、テールゲートの「BUILD YOUR DREAMS」のバッジを「BYD」に改めている。
機能面ではダッシュ中央のタッチスクリーンのサイズをこれまでの12.8インチから15.6インチへと大幅に拡大。「BYDストア」によって機能の追加が可能になっており、手始めに「Amazon Music」「インターネット検索」「カラオケ」の3つのアプリを用意。特にカラオケは専用のマイクを販売予定というから力が入っている。
最新モデルの価格は450万円。導入当初と比べると10万円高くなった。
都内で開催された報道陣向けの記者発表会には、中国BYDのアジア太平洋地域 自動車販売事業部の劉 学亮総経理やBYDオートジャパンの東福寺厚樹代表取締役社長らが登壇し、最新のATTO 3の概要や2023年の実績等を説明した。
BYDは2023年に日本で1446台の販売台数を積み上げた。内訳はATTO 3が1198台で、9月発売の「DOLPHIN(ドルフィン)」は248台。ドルフィンに関しては1100台を見込んでいたというが、型式認定の遅れなどが響いて目標未達のかたちとなった。型式は2024年6月に取得できる見込みだという。
BYDの正規ディーラーは3月2日に開業するBYDオート練馬を含めて22店舗。開業準備室等を含めた販売拠点は全国51カ所に上り、2025年末までに100店舗を展開予定だ。
また、毎年1車種以上の新型車を日本に導入し、まずは2024年の年央に「SEAL(シール)」を発売すると発表した。
(webCG)