BMW 120(前編)

2025.02.09 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が新型「BMW 1シリーズ」に試乗。過去にもFF系、FR系を問わず多くのBMWをドライブしてきた山野だが、今回はだいぶ違った印象を抱いたようだ。その中身を詳しく聞いてみよう。
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ネコ足に変わった!

「新しい1シリーズは『これまでのBMWの殻を破ったクルマだ』と感じました」と、レーシングドライバーの山野哲也が話し始める。今回山野がステアリングホイールを握ったのは、新しいF70型のスタンダードグレードたる「BMW 120」。1.5リッター直列3気筒ターボ(最高出力156PS)に電気モーター(20PS)を組み合わせたマイルドハイブリッド機構を採用。先代から前輪駆動になっている。

山野:まずビックリしたのが、足まわりの変化です。セッティングの方向性がこれまでとはまるで異なる。

webCG:サスペンションの形式そのものは、フロントがマクファーソンストラット、リアがマルチリンクと従来どおりですが、味つけがガラリと変わった?

山野:いわゆる“ネコ足”になって、終始しなやかに動く。あたかもサスペンションのストローク量が増したかのようです。

webCG:オオッ!

山野:ファミリー層を狙っているのかと思わせるほど。以前、新世代MINIに試乗したときにも、同様の変化を感じたのですが……。

 
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【BMW 120のスペック】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4370×1800×1465mm/ホイールベース:2670mm/車重:1460kg/駆動方式:FF/エンジン:1.5リッター直3 DOHC 12バルブ ターボ/モーター:交流同期電動機/トランスミッション:7段AT/エンジン最高出力:156PS(115kW)/5000rpm/エンジン最大トルク:240N・m(24.5kgf・m)/1500-4400rpm/モーター最高出力:20PS(15kW)/モーター最大トルク:55N・m(5.6kgf・m)/タイヤ:(前)225/45R18 95Y XL/(後)235/45R19 99V(グッドイヤー・イーグルF1アシメトリック6)/燃費:16.8km/リッター(WLTCモード)/価格:478万円

【取材時の燃費データ】
テスト距離:275.2km(市街地1:高速道路8:山岳路1)/使用燃料:18.1リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:15.2km/リッター(満タン法)/15.4km/リッター(車載燃費計計測値)
【BMW 120のスペック】
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4370×1800×1465mm/ホイールベース:2670mm/車重:1460kg/駆動方式:FF/エンジン:1.5リッター直3 DOHC 12バルブ ターボ/モーター:交流同期電動機/トランスミッション:7段AT/エンジン最高出力:156PS(115kW)/5000rpm/エンジン最大トルク:240N・m(24.5kgf・m)/1500-4400rpm/モーター最高出力:20PS(15kW)/モーター最大トルク:55N・m(5.6kgf・m)/タイヤ:(前)225/45R18 95Y XL/(後)235/45R19 99V(グッドイヤー・イーグルF1アシメトリック6)/燃費:16.8km/リッター(WLTCモード)/価格:478万円
	
	【取材時の燃費データ】
	テスト距離:275.2km(市街地1:高速道路8:山岳路1)/使用燃料:18.1リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:15.2km/リッター(満タン法)/15.4km/リッター(車載燃費計計測値)拡大