BMW 120(後編)

2025.02.16 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が新型「BMW 1シリーズ」に試乗。前編は「このスポーティーさには秘密がある」と締めくくった山野哲也。後編ではその秘密、快適さとスポーティーさを両立するBMWならではのセッティングについて余すところなく語ってもらおう。
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BMWならではのスポーティーさの演出

今回、レーシングドライバーの山野哲也がテストしているのは「BMW 120」。FF化された1シリーズとしては2代目で、スタンダードグレードたるテスト車は、1.5リッター直列3気筒ターボに電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを持つ。価格は478万円。

webCG:新しいBMW 120は、いわゆるマイルドハイブリッドを採用しました。排気量は1.5リッターと小さめながら、電気モーターとターボが上手に組み合わされている。「両者のよさが生かされている」とのことでした。

山野:出足のよさと力強い加速を両立させています。マイルドハイブリッドというと、おとなしくてデッドスムーズな走りを予想するかもしれませんが、BMW 120の場合、運転次第では意外にアグレッシブな顔を見せるんです。

webCG:具体的にどのような?

山野:例えばウエット路面でスロットルを踏み込むと、タイヤが軽く空転して、しかもギアがセカンドにアップする際にも、瞬間的にホイールスピンします

webCG:FF化の弊害でしょうか?

 
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【BMW 120のスペック】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4370×1800×1465mm/ホイールベース:2670mm/車重:1460kg/駆動方式:FF/エンジン:1.5リッター直3 DOHC 12バルブ ターボ/モーター:交流同期電動機/トランスミッション:7段AT/エンジン最高出力:156PS(115kW)/5000rpm/エンジン最大トルク:240N・m(24.5kgf・m)/1500-4400rpm/モーター最高出力:20PS(15kW)/モーター最大トルク:55N・m(5.6kgf・m)/タイヤ:(前)225/45R18 95Y XL/(後)235/45R19 99V(グッドイヤー・イーグルF1アシメトリック6)/燃費:16.8km/リッター(WLTCモード)/価格:478万円

【取材時の燃費データ】
テスト距離:275.2km(市街地1:高速道路8:山岳路1)/使用燃料:18.1リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:15.2km/リッター(満タン法)/15.4km/リッター(車載燃費計計測値)
【BMW 120のスペック】
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4370×1800×1465mm/ホイールベース:2670mm/車重:1460kg/駆動方式:FF/エンジン:1.5リッター直3 DOHC 12バルブ ターボ/モーター:交流同期電動機/トランスミッション:7段AT/エンジン最高出力:156PS(115kW)/5000rpm/エンジン最大トルク:240N・m(24.5kgf・m)/1500-4400rpm/モーター最高出力:20PS(15kW)/モーター最大トルク:55N・m(5.6kgf・m)/タイヤ:(前)225/45R18 95Y XL/(後)235/45R19 99V(グッドイヤー・イーグルF1アシメトリック6)/燃費:16.8km/リッター(WLTCモード)/価格:478万円
	
	【取材時の燃費データ】
	テスト距離:275.2km(市街地1:高速道路8:山岳路1)/使用燃料:18.1リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:15.2km/リッター(満タン法)/15.4km/リッター(車載燃費計計測値)拡大