三菱が初代「デボネア」や「ギャランGTO」など懐かしの名車を出展【オートモビル カウンシル2025】
2025.04.02 自動車ニュース![]() |
三菱自動車は2025年4月2日、千葉・幕張メッセで開催される自動車イベント「オートモビル カウンシル2025」(開催期間:2025年4月11日~13日)の出展概要を発表した。
1989年発表のコンセプトカーも出展
今回、三菱は「時代を切り拓(ひら)いてきた名車たち」というテーマのもとに出展。1964年発売の初代「デボネア」や、1970年発売の「ギャランGTO MR」、1976年発売の「ギャランΛ(ラムダ)」、1990年発売の「ディアマンテ」など、斬新なデザインや画期的なコンセプトでマーケットに新風を吹きこんだヘリテージカー4台を展示するとしている。
加えて、オートモビル カウンシル2025に出展する日本車メーカーの共通テーマ「過去が見た未来」のもと、当時は研究段階にあった4輪制御技術や運転支援技術を採用したコンセプトカー「HSR-II」(1989年東京モーターショーに参考出品)も展示。さらに2024年10月に大幅改良した「アウトランダーPHEV」も展示し、三菱が一貫して研究開発を進めてきた、4輪制御技術と運転支援技術を紹介するという。
また会期中の12日と13日には、全国の販売店や各種イベント出展などで好評を得ているという「4WD登坂キット体験イベント」を、特設会場にて実施するとしている。
展示車両の概要は以下のとおり。
【デボネア】
1964年に発売された初代デボネアは、米ゼネラルモーターズのハンス・ブレッツナー氏を招聘(しょうへい)してデザインした高級セダンだった。エンジンは2リッター直列6気筒OHVで、パワーステアリング、パワーウィンドウ、前席電動シート、ボルグワーナー製3段AT、エアコンなど、当時の最新技術が取り入れられていた。
【ギャランGTO MR】
1970年に発売された2ドアハードトップクーペで、ファストバックスタイルとダックテールデザインが特徴とされている。エンジンは1.6リッターDOHC。航空機の操縦席をイメージしたという黒基調の内装デザインは操作性も高く、また運転席まわりには8連メーターが配置されていた。
【ギャランΛ】
1976年に発売された2ドアハードトップクーペで、スラントノーズ、角型デュアルヘッドライト、ロールバールーフ、ラップアラウンドリアウィンドウを採用した斬新なスタイリングが特徴だった。エンジンは2リッターSOHCで、内装には革新的な1本スポーク式ステアリングやヘッドレスト内蔵リクライニング式フロントシートを採用している。
【ディアマンテ】
1990年に発売した初代モデル。4ドアハードトップの高級セダンで、逆スラントノーズが特徴だった。小型車の枠を超えた3ナンバーサイズのボディーに、2~3リッターのエンジンを搭載。コンセプトモデル「HSR-II」で提案した先進技術のうち、4輪操舵やアクティブ電子制御サスペンションなどを採用していた。
【HSR-II】
1989年の東京モーターショーに参考出品されたコンセプトモデル。3リッターV6 DOHCツインターボエンジンを搭載し、速度域で可変するアクティブエアロシステム、フルタイム4WD、4輪ABS、4輪操舵、4輪独立懸架式サスペンションといった4輪制御技術、追尾走行や自動車庫入れ機能などの運転支援技術を採用しており、これら搭載技術のいくつかは、後の三菱車に実装されている。
【アウトランダーPHEV】
「威風堂堂」というコンセプトのもと、三菱の電動化技術と4輪制御技術の粋を集めて開発されたフラッグシップモデル。2024年10月の大幅改良では、駆動用バッテリーの刷新によってEV航続距離や加速性能が向上。合わせて内外装デザインにも手が加えられた。さらに、12.3インチのナビゲーションシステムやシートベンチレーションを採用し、ヤマハと共同開発したオーディオシステムを全車に標準で装備するなど、装備の拡充も図っている。
(webCG)
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