パワートレインとADASを強化 マイナーチェンジした「フィアット・デュカト」発売

2025.04.03 自動車ニュース webCG 編集部
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フィアット・デュカト
フィアット・デュカト拡大

ステランティス ジャパンは2025年4月3日、フィアット プロフェッショナルブランドの商用車である「デュカト」のマイナーチェンジモデルを発表し、同日、販売を開始した。

マイナーチェンジを受けた「デュカト」のフロントフェイス。新デザインのバンパーやドアミラー、ボディーカラーと同色のフロントグリルを採用している。
マイナーチェンジを受けた「デュカト」のフロントフェイス。新デザインのバンパーやドアミラー、ボディーカラーと同色のフロントグリルを採用している。拡大
ステアリングホイールに新デザインの「FIAT」ロゴが備わる。
ステアリングホイールに新デザインの「FIAT」ロゴが備わる。拡大

今回発売となるフィアット・デュカトは、2024年8月に導入された「シリーズ9」(参照)のマイナーチェンジ版。スタンダードモデルの「L2H2」、ロングモデルの「L3H2」、ロングハイルーフモデルの「L3H3」という計3モデルをラインナップする。

搭載されるエンジンは、環境に配慮した最高出力180PS、最大トルク450N・mの2.2リッター直4ディーゼルターボ。新設計のターボチャージャーを採用することにより燃費を改善し、従来のモデルと比べて二酸化炭素の排出量を8%相当削減している(欧州参考値)。トランスミッションは新たに8段ATを搭載。従来型のATと比較して、こちらは二酸化炭素の排出量を10%削減したという(欧州参考値)。

また、より効率的に制御されたトルクによって快適性が増し、ギアチェンジのフィーリングや反応速度が向上。スムーズな変速を可能にするだけでなく、走りだしの力強いパワーと滑らかな加速を提供し、前輪駆動の大型バンとしては高水準の走行性能を実現していると紹介される。

エクステリアについてはアイコニックな独特のフロントデザインをそのままに、新デザインのバンパーやドアミラー、ボディーカラーと同色のフロントグリルを採用して、空力効率を向上させた。フィアット プロフェッショナルブランドの新しい「FIAT」ロゴも目を引く。この新しいロゴは、ステアリングホイールにも備わる。

ADAS(先進運転支援システム)の強化が図られたのもトピック。フロントおよびリアバンパー、サイドモールディングに360°センサーを新たに搭載し、障害物や狭いスペースを感知するとドライバーに音声と視覚で警告。障害物からの距離をクラスター画面に表示する機能も搭載している。

外板色は「デュカト ホワイト」のほか、「エクスペディション グレー」「ランサローテ グレー」「メタリック ブラック」「アイアン グレー」「アーテンス グレー」をラインナップ。デュカト ホワイト以外のカラーにはペイント代が別途かかる。

ラインナップとボディーサイズは以下のとおり。

  • L2H2:全長×全幅×全高=5410×2100×2525mm(スタンダードモデル)
  • L3H2:全長×全幅×全高=5995×2100×2525mm(ロングモデル)
  • L3H3:全長×全幅×全高=5995×2100×2765mm(ロングハイルーフモデル)

価格はL2H2が580万円、L3H2が597万5000円、L3H3が615万円。

(webCG)

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