第4回:家族の反応はどう? 最新の「ルノー・キャプチャー」で日帰りドライブに出かけてみた
2025.07.16 ルノー・キャプチャー日常劇場 拡大 |
webCGの編集スタッフが、ルノーのSUV「キャプチャー」にさまざまなシチュエーションで試乗し、その走りや使い勝手を報告する「ルノー・キャプチャー日常劇場」。最終回は、家族4人でのお出かけだ。さて、進化したキャプチャーに、みんなは何を感じたのか?
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走る前から気分がアガる
「わっ、このベルトかっこいい!」
キャプチャーの後席におさまった息子(5歳)は、座っただけで大興奮だ。青い色が大好きな彼は、ブルーに縁どられたシートベルトがすっかり気に入ったらしい。隣のチャイルドシート上にいる娘(2歳)も、なにやら身ぶり手ぶりで伝えようとしている。
「おとーたん(お父さん)、いっしょ、いっしょ!」
彼女が抱き抱えている“クマたん”(筆者が昔、パリ=シャルル・ド・ゴール空港で買ったテディベア)と同じトリコロールのタグが、このクルマの前席・肩まわりにも付いている! と言っているのだ。助手席の妻もまた、グラブボックス上にあるフランス国旗をかたどった刺しゅうに引かれたようだ。「おしゃれな感じ」だし、「フランスにあこがれのある人なら乗るたびにうれしくなると思う」と褒める。
……まったく、ルノーのインテリアデザイナーに聞かせたいセリフだ。コーディネートの工夫でこんなに同乗者を楽しませるなんて、さすがヴォワチュール フランセーズ(フランス車)。ファミリーカー選びでは「妻子の笑顔」は大きな決め手になり得るものだが、ファーストタッチからやるじゃないか。
かくいう自分はどうかといえば、フロントフェンダーにアルピーヌの「A」をかたどったエンブレムを見つけて、「おお!」と反応していたりする。そう、今回ドライブに連れ出す最新型キャプチャーは、上級グレードに「エスプリ アルピーヌ」なる名称が与えられている。ルノーと縁の深いアルピーヌブランドの、スポーティーさと上質さが味わえるというのだろう。筆者は“Cシェイプの目”を持つマイチェン前のデザインが好きだったのだけれど、シャープな面構成ですっかりイメチェンした顔も、見慣れてくると悪くない。
わかりやすくスポーティー
いざ走らせてみると、なるほど、スポーティーなキャラクターが際立っている。19インチホイールを装着していることもあってか、どんな道をどう走っても乗り心地は硬め。マイルドハイブリッドシステムを搭載するこのモデルは、1.3リッターの直4ターボエンジン(最高出力158PS、最大トルク270N・m)に5PSと19.2N・mを発生するモーターを組み合わせているものの、排気量からは想像できないほどイキがいい。
とはいえ、今回は一人旅ではない。そこそこ運転したところで、同乗者にも乗り心地について感想を求めてみたところ、どうやらスポーティーさは裏目に出ていないらしく、皆さん「別に何とも」という感じでキョトンとしている。ならいいか。リニューアルしたキャプチャーは「家族のための5ドア車でありながら、運転好きなお父さんが自分のために選べる一台」ということで。
そんな最新型キャプチャーで向かったのは、千葉・木更津市の沿岸部に建つ「竜宮城スパホテル三日月」だ。500近い客室数を誇る建物は、フランス北西の海岸にそびえる修道院モン・サン=ミシェル……には似ていないが、存在感たっぷり。その威容は東京湾横断道路(アクアライン)上からも確認できるから、「ああ、アレね」と思われる(特に千葉・東京・神奈川在住の)方もいらっしゃることでしょう。
お目当ては、施設内のプールである。「アクアパーク」と呼ばれるウオータースライダー付きアトラクションプールをはじめ、海のそばに広がる「オーシャンスパ」、そして「屋内プール」のそれぞれに“流れるプール”が用意されているなど、これでもか! のテーマパーク状態。当然、子どもには大ウケで、今や遠方からも子連れファミリーが押し寄せるという。
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実用性もしっかりと
果たして、オープン前を目指して来てみれば、すでに浮輪を抱えた家族連れの長蛇の列。駐車場も大きなSUVやミニバンがぎっしりで……。そもそも一台あたりの駐車スペースがめちゃくちゃ狭い(泣)。こんなときは、せめてコンパクトなキャプチャーでよかったなぁ、と思う。
とはいえ、車内のラゲッジスペースはしっかり確保されている。先に触れたとおり、来場客の多くは浮輪をあらかじめ膨らませて持参しているのだが、そうしたかさばるアイテムも、着替えの詰まった大型バッグも、折り畳み式ベビーカーも、前後・上下に調整可能なキャプチャーの荷室はすんなり受け入れてくれた。
さて、おとぎ話の「竜宮城」とはよく名づけたもので、子どもたちは時がたつのも忘れて遊び、親は親でお世話に奔走。4時間ほどが一瞬のように経過した。が、それでも小さな人たちは、元気が有り余っているらしい。せっかくだからと、海沿いの景色を見に富津まで足を延ばしてみた。
富津岬の先にある高さ約22mの明治百年記念展望塔は、最上階に登ってみると、遠くに富士山、眼前に東京湾が一望できて、すがすがしい気持ちになる。すぐ隣の布引海岸(富津海水浴場)にも寄ってみたら、兄妹は波打ち際で熱心に貝殻拾いを始めた。
そういえば、こんなふうに自然に触れる機会もあまりなかったな……。そんな思いを見透かされたか、息子は「ここにはまた来たーい」と一言。「そのときは、青いキャプチャーに乗りたいな」だって。フランス車といえばブルーだと、知ってか知らずか。それもまた、こんな青い空、青い海にとても似合いそうだ。
(文と写真と編集=関 顕也/車両協力=ルノー・ジャポン)
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関 顕也
webCG編集。1973年生まれ。2005年の東京モーターショー開催のときにwebCG編集部入り。車歴は「ホンダ・ビート」「ランチア・デルタHFインテグラーレ」「トライアンフ・ボンネビル」などで、子どもができてからは理想のファミリーカーを求めて迷走中。
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