日産が軽スーパーハイトワゴン「ルークス」をフルモデルチェンジ 2025年秋に発売

2025.08.22 自動車ニュース webCG 編集部
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日産ルークス
日産ルークス拡大

日産自動車は2025年8月22日、軽乗用車「ルークス」をフルモデルチェンジし、同年秋に発売すると発表。内外装デザインや、モデルの概要を初公開した。車両本体価格は160万円台からとアナウンスしている。

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およそ5年ぶりのフルモデルチェンジを受けて登場した「日産ルークス」。2009年12月に登場した初代モデルから数えて4代目にあたる。
およそ5年ぶりのフルモデルチェンジを受けて登場した「日産ルークス」。2009年12月に登場した初代モデルから数えて4代目にあたる。拡大
エクステリアはルークスのネーミングの由来である「Roomy×Max」をコンセプトに刷新。“かどまる四角”をキーワードとしたデザインを内外装に取り入れている。
エクステリアはルークスのネーミングの由来である「Roomy×Max」をコンセプトに刷新。“かどまる四角”をキーワードとしたデザインを内外装に取り入れている。拡大
新型「ルークス」のボディーサイズは全長×全幅×全高=3395×1475×1785mm、ホイールベースは2495mm。
新型「ルークス」のボディーサイズは全長×全幅×全高=3395×1475×1785mm、ホイールベースは2495mm。拡大
インストゥルメントパネルには軽自動車初となる12.3インチの大型統合インターフェイスディスプレイを採用し、クラスを超えた先進性と上質感が演出される。
インストゥルメントパネルには軽自動車初となる12.3インチの大型統合インターフェイスディスプレイを採用し、クラスを超えた先進性と上質感が演出される。拡大
新型「ルークス」のフロントシート。室内長は先代よりも115mm拡大し、クラストップとなる2315mmを実現している。
新型「ルークス」のフロントシート。室内長は先代よりも115mm拡大し、クラストップとなる2315mmを実現している。拡大
後席スライドドアは前代と同様に650mmの開口幅が確保され、最大320mmの後席スライド機構も備わる。
後席スライドドアは前代と同様に650mmの開口幅が確保され、最大320mmの後席スライド機構も備わる。拡大
インパネには角型紙パック飲料も入るカップホルダーやティッシュボックスを丸ごと収納できる引き出し、スマートフォンや財布などを置くことができるセンタースライドボックスなどを採用している。
インパネには角型紙パック飲料も入るカップホルダーやティッシュボックスを丸ごと収納できる引き出し、スマートフォンや財布などを置くことができるセンタースライドボックスなどを採用している。拡大
リアシートを最前方にスライドさせた荷室の様子。この状態で、48リッターのスーツケースが4個積載できる。
リアシートを最前方にスライドさせた荷室の様子。この状態で、48リッターのスーツケースが4個積載できる。拡大
新色のボディーカラー「セラドングリーン」(写真)をまとった「ルークス ハイウェイスターX」。
新色のボディーカラー「セラドングリーン」(写真)をまとった「ルークス ハイウェイスターX」。拡大
日産モータースポーツ&カスタマイズの手になる専用アイテムを内外装に用いた「ルークスAUTECH LINE(オーテックライン) 」(写真)もラインナップ。
日産モータースポーツ&カスタマイズの手になる専用アイテムを内外装に用いた「ルークスAUTECH LINE(オーテックライン) 」(写真)もラインナップ。拡大

日産ルークスは、日産と三菱自動車との合弁会社NMKVのマネジメントのもと、日産が企画・開発を行った軽乗用車で、広々とした車内空間を特徴とする軽スーパーハイトワゴンである。およそ5年ぶりのフルモデルチェンジとなった今回のモデルは、2009年12月に登場した初代モデルから数えて4代目にあたる。三菱の新型「デリカミニ」および「eKスペース」とは姉妹モデルという関係になる。

刷新されたエクステリアは、ルークスのネーミングの由来である「Roomy×Max」をコンセプトとし、軽規格のなかで最大限の大きさを表現。“かどまる四角”をキーワードとしたデザインを、ヘッドランプやリアコンビランプ、ドアハンドル、ホイールなどに取り入れている。“かどまる四角”は、広さや大きさを象徴する四角の角をとり、まるくしたことでぬくもり感と遊び心を表現したものと紹介される。

ボディーサイズは全長×全幅×全高=3395×1475×1785mm、ホイールベースは2495mm。先代モデルよりも傾斜が垂直方向に近く立ち気味とされたフロントガラスや、「Vモーショングリル」のコンセプトを進化させたフロントフェイスも新型ルークスの特徴となる。

インテリアは、「Breeze(そよかぜ)」をデザインコンセプトとし、リビングルームのような心地よい風と光を車内に取り込み、乗る人全員がリラックスできる空間を目指したという。ヘッドレストやスピードメーターなどにも“かどまる四角”の遊び心あるデザインモチーフを取り入れた。インストゥルメントパネルには軽自動車初となる12.3インチの大型統合インターフェイスディスプレイを採用し、クラスを超えた先進性と上質感を演出している。

室内長は先代よりも115mm拡大し、クラストップとなる2315mmを実現。後席を前方にスライドさせた際の荷室最大長は675mmとなり、48リッターのスーツケースが4個同時に積載できる。後席スライドドアは、先代と同様に650mmの開口幅が確保され、最大320mmの後席スライド機構も備わる。

インパネには角型紙パック飲料も入るカップホルダーやティッシュボックスを丸ごと収納できる引き出し、スマートフォンや財布などを置くことができるセンタースライドボックス、メーター背面に小物などを収納できるふた付きの運転席アッパーボックスを設置するなど、収納スペースの多さもセリングポイントとしてうたわれる。

やわらかい肌触りと伸縮性に優れたメランジ生地のシートトリムを採用し、後席はシートの着座接地面積を拡大。振動吸収性の高い高密度ウレタンにより座り心地を向上させた。また、防音効果のある遮音材や高機能吸音材をドアやタイヤまわりに採用し、車外からの騒音も抑えている。

運転支援システムの拡充も新型ルークスの特徴で、本来は見えない車体下の映像を生成する軽自動車初の「インビジブルフードビュー」を盛り込んだ「インテリジェントアラウンドビューモニター」や、車両の周辺状況を3D映像で確認可能な「3Dビュー」、交差点などで運転席から死角となる前方左右の視界をサポートする「フロントワイドビュー」を採用。交差点の歩行者や対向・交差車両の検知と衝突回避支援機能が加わった「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」や、車線変更時の斜め後方車両との接触回避をアシストする「インテリジェントBSI」「BSW」、後退時に接近車両を検知すると警告音で注意を促す「RCTA」など、衝突回避の支援システムも充実している。

メーカーオプションの「Nissan Connectインフォテインメントシステム」にはGoogleを搭載。「Googleマップ」や「Googleアシスタント」「Google Play」などが利用できる。

モデルタイプは「スタンダード」と「ハイウェイスター」の2種類で、スタンダードは「S」「X」の2グレード、ハイウェイスターは「X」「Xプロパイロットエディション」「Gターボ」「Gターボ プロパイロットエディション」の4グレードが設定される。パワートレインや価格などの詳細については、追って発表される見込み。

ボディーカラーには、日本の伝統的な建築様式である「唐破風(からはふ)」にインスピレーションを受けたという2トーンカラーをラインナップ。ルーフとフロントフード、ベルトラインを含むボディーの上部と下部が塗り分けられた、日産初となるユニークなカラーコーディネートが特徴とされる。「セラドングリーン」「シナモンラテ」「セトブルー」の新色を採用し、スタンダードに7色のモノトーン、ハイウェイスターに6種類の2トーンカラーと、7色のモノトーンを設定している。

(文=webCG/写真=佐藤靖彦)

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