ボルボEX90ウルトラ ツインモーター パフォーマンス(後編)

2026.10.29 あの多田哲哉の自動車放談 多田 哲哉 ボルボの新世代EV「EX90」に、トヨタでさまざまなクルマを開発してきた多田哲哉さんが試乗。ちょっと気になったところと、クルマとしての魅力を感じたポイントについて熱く語る。
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ここまでできれば大したもの

ボルボEX90は、これまで車内に分散していたECU(電子制御ユニット)を集約して車両全体を統合制御する次世代コアコンピューティングシステム「HuginCore」と、自社開発した車載OSを持つ、ボルボ初の本格ソフトウエアディファインドビークル(SDV)だ。

そんなEX90の走りについて、多田さんは次のように評する。

「パワーも一般道ではこれ以上はまったく不要と思えるほどで、3t近いボディーをものすごい勢いで引っ張ってくれますし、4WDということもあって、ボルボ伝統の安定感・安心感もしっかり持っていますので、走り自体に文句はありません。ただ、ステアリングフィールや乗り心地は、これからのアップデートに期待という印象です」

ただ、今の多田さんが注目するのは、そうした走りとは別の部分だ。

「このクルマは、道具立てとしてはEVシステムが800Vになって、ECUも集約して、専用OSを開発するなど非常に力が入っています。さすがにOSの開発には手間どったそうで、親会社のヘルプもなく、クルマ自体の発売も当初予定より2年くらい遅れたそうです」

「ただ、私に言わせれば、本当に外部からの支援がない状態で、ボルボの規模の会社が2年遅れくらいでOSがつくれたとしたら、大したものだと思います」

 
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