アウディ、Q7のパワートレインを一新
2010.07.21 自動車ニュースアウディ、「Q7」のパワートレインを一新し、発売
アウディジャパンは2010年7月21日、SUVモデル「Q7」のパワートレインを一新し、発売した。新モデルは、3リッタースーパーチャージャー付きエンジンを搭載する。
「アウディQ7」のエンジンが一新された。従来は、3.6リッターV6の「3.6 FSI クワトロ」と4.2リッターV8の「4.2 FSI クワトロ」の2本立てだったが、今回、スーパーチャージャー付きV6エンジン搭載の「3.0 TFSI クワトロ」に1本化された。
このエンジンは、アウディのダウンサイジングコンセプトに基づいて開発されたもので、従来型より排気量が600cc小さくなったエンジンに過給機を加えることで、高トルク・低燃費化を実現。スペックは、最高出力272ps/4780-6500rpm、最大トルク40.8kgm/2150-4780rpm。従来の3.6リッターよりパワーは8ps下がったものの、トルク値では4.1kgm上回った。
トランスミッションは、新開発の8段ATを搭載。また、制動時および低負荷巡航時に、運動エネルギーを電気エネルギーに変換して蓄える「ブレーキエネルギー回生システム」を採用した。
これら動力系と駆動系の見直しにより、10・15モード燃費は8.6km/リッターと、従来の3.6リッターモデルより約13%向上。CO2排出量は、305g/kmから270g/kmに減少した。
「Q7」には、新たにオプションとして、専用フロント&リアアンダーカバー、左右ステップ、フェンダーアーチプロテクション、テールパイプフィニッシャーをセットにした「オフロードスタイリングパッケージ」(61.0万円)が設定された。
ハンドル位置は、右のみの設定となる。
価格は、772.0万円。
(webCG 曽宮)