「三菱パジェロ」が一部改良で燃費向上
2009.11.30 自動車ニュース「三菱パジェロ」が一部改良で燃費向上
三菱自動車は、SUV「パジェロ」に燃費を向上させるなどの改良を加え、同時に特別仕様車を設定。2009年12月3日に発売する。
■3リッターロングが「エコカー減税」に適合
今回の改良では、3リッターガソリンエンジンの制御を見直すとともに、触媒に変更を加えるなどして、燃費と排出ガス浄化性能を向上。ロングボディ車は10・15モード燃費が0.5km/リッター向上し、9.0〜9.1km/リッターとなった。これにより「エコカー減税」の対象となった(重量税と取得税の50%軽減)。
また、ショートボディ車も10・15モード燃費が0.4km/リッター向上。3.2リッターディーゼルエンジン搭載車もエンジンとトランスミッションの制御が見直され、燃費が0.2km/リッター向上した。
外観は、フロントとリアのバンパー下部がボディ同色となったほか、「スーパーエクシード」のウインドシールドモールが光輝タイプに変更された。「GR」のガソリン仕様と「VR-I」には、新デザインの16インチアルミホイールが採用された。
インテリアは、「エクシード」と「VR-II」のATセレクターレバーやトランスファーレバー、パーキングブレーキレバーが本革巻きタイプに改められた。
あわせてアラームシステムの機能アップが図られ、ガラス破壊や車両の不正移動、バッテリーケーブルの切断などの盗難行為に対し、セルフバッテリー内蔵サイレンが吹聴する機能が追加された。
HDDナビゲーションシステム(MMCS)搭載車にボイスコマンド機能と音声・映像入力映像端子が、オーディオ装着車には音声入力端子が追加されたのも新しい。
価格は、289万8000円から463万500円。なお、3.8リッターガソリンエンジン搭載の「エクシード-X」は、ラインナップから姿を消した。
■特別仕様車「エクシード プレミアムエディション」
エコカー減税に適合した3リッターガソリン・ロングの「エクシード」をベースに、装備を充実させた特別仕様車「エクシード プレミアムエディション」が登場した。
外観は、ヘッドライトエクステンションをブラック色としたほか、ルーフ後端のリアディフレクターや18インチアルミホイールを装着するなどして、精悍な雰囲気を演出した。
内装は、ブラウンレザー&スエードファブリックコンビネーションシートを採用して、色調をブラウンに統一。さらに、ピアノブラウンパネル&アルミコーティングパネルを採用し、上質感をアップさせた。
また、ロックフォードプレミアムサウンドシステムの代わりに、HDDナビゲーションシステムを標準装備とした。
価格は、391万6500円。
(webCG 曽宮)