三菱、「デリカD:5」を一部改良&特別仕様車を設定
2009.11.09 自動車ニュース三菱、「デリカD:5」を一部改良&特別仕様車を設定
三菱自動車は2009年11月5日、ミニバン「デリカD:5」の4WD車に一部改良を加えるとともに、特別仕様車「シャモニー」を設定し、11月11日より順次発売すると発表した。
■燃費と安全性が向上
今回の改良では、4WD車のエンジンやCVTの制御が見直され、10・15モード燃費が10.4km/リッターから11.2km/リッターに向上。これにより「エコカー減税」による自動車税と重量税の軽減率が、従来の50%から75%へと拡大した。
このほか、インテリアにハイコントラストメーター&カラー液晶マルチインフォメーションディスプレイが採用され、「G(7人乗り)」グレードには本革シートがメーカーオプションとして設定された。また、「ROADEST」グレードには、黒調ヘアラインのセンターパネルに加え、エアコンコントロールダイヤルとドライブモードセレクトダイヤルにメッキリングが採用されるなど、質感向上が図られた。
さらに、坂道発進をサポートするヒルスタートアシストや、急減速時にハザードランプを通常の2倍の周期で点滅させ、後続車に緊急制動の危険を知らせるESS(緊急制動信号システム)を全車に採用。乗降時にポジションランプやヘッドライトを30秒間点灯させるウェルカムライト、カミングホームライト機能を「M」グレード以外のモデルに標準装備した。
デリカD:5 4WD車の価格は、266万7000円(M)から370万6500円(ROADEST Gプレミアム)。発売日は、2009年11月11日。
■恒例の“冬仕様”が登場
特別仕様車「シャモニー」が設定されたのもニュース。毎年この時期に設定される恒例の冬モデルは、「G-Naviパッケージ」グレードをベースとし、メッキ処理を施したドアハンドルやウィンカー付電動格納式リモコンドアミラー、専用エンブレムなどにより外装が豪華に演出される。
インテリアは、ダークグレー内装や本木目&本革巻きステアリングホイール、木目調のインパネセレクターパネルやアッパーグローブボックスなどの装飾により、ぬくもり感を演出した。
さらに運転席・助手席シートヒーターやDVD内蔵後席9インチワイド液晶ディスプレイ、バンパー付近の障害物の存在を室内アラーム音で警告するコーナーセンサーが装備される。
価格は、345万9750円。発売日は、2009年11月20日。
(webCG 曽宮)