■マツダはリッター32kmの「清(きよら)」で勝負
マツダは、第41回東京モーターショーに、10・15モード燃費32km/リッターを実現するコンパクトカーのコンセプトモデル「 清(きよら)」を出展する。
■イメージは、水
「マツダ 清(きよら)」は、2008年秋のパリサロンで公開されたコンセプトモデル。デミオよりさらにコンパクトな、全長×全幅×全高=3770×1685×1350mmのボディに、新世代パワートレインを搭載することで、軽快な走りと低燃費を両立すると謳われる。
3ドアハッチバックのボディは、水をテーマにデザインされており、透明なルーフ、ドアとウィンドウが一体となった跳ね上げ式の「ウィンドア」で、清らかさを表現。これが名前の由来でもある。船のスクリューをモチーフとしたホイールのデザインも、水を意識した結果だ。
一方のインテリアは、海藻をモチーフとしたデザインを採用し、乗員を包み込むやさしい空間をつくり上げている。
そんな新時代のシティコミューター「清」には、マツダがこの東京モーターショーで発表する新世代パワートレインが搭載される。次世代直噴ガソリンエンジンの「マツダ SKY-G 1.3」と、6段オートマチックギアボックス「マツダ SKY-Drive」の組み合わせに加えて、すでに実用化されているアイドリングストップ機能「i-stop」や、エネルギー回生システム、100kgの軽量化を実現する新プラットフォームなどの技術により、10・15モード燃費で32km/リッターを達成できるという。
ハイブリッドではなく、いままでのパワートレインを磨き上げることによって、低燃費のクルマを低価格で提供しようというマツダ。その予告編がこの「清」というわけだ。なお、“本編”の公開は、2011年の東京モーターショーと予想される。
(文=生方聡)
-
NEW
トヨタ・カローラ クロスGRスポーツ(4WD/CVT)【試乗記】
2025.10.21試乗記「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジに合わせて追加設定された、初のスポーティーグレード「GRスポーツ」に試乗。排気量をアップしたハイブリッドパワートレインや強化されたボディー、そして専用セッティングのリアサスが織りなす走りの印象を報告する。 -
NEW
SUVやミニバンに備わるリアワイパーがセダンに少ないのはなぜ?
2025.10.21あの多田哲哉のクルマQ&ASUVやミニバンではリアウィンドウにワイパーが装着されているのが一般的なのに、セダンでの装着例は非常に少ない。その理由は? トヨタでさまざまな車両を開発してきた多田哲哉さんに聞いた。 -
2025-2026 Winter webCGタイヤセレクション
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>2025-2026 Winterシーズンに注目のタイヤをwebCGが独自にリポート。一年を通して履き替えいらずのオールシーズンタイヤか、それともスノー/アイス性能に磨きをかけ、より進化したスタッドレスタイヤか。最新ラインナップを詳しく紹介する。 -
進化したオールシーズンタイヤ「N-BLUE 4Season 2」の走りを体感
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>欧州・北米に続き、ネクセンの最新オールシーズンタイヤ「N-BLUE 4Season 2(エヌブルー4シーズン2)」が日本にも上陸。進化したその性能は、いかなるものなのか。「ルノー・カングー」に装着したオーナーのロングドライブに同行し、リアルな評価を聞いた。 -
ウインターライフが変わる・広がる ダンロップ「シンクロウェザー」の真価
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>あらゆる路面にシンクロし、四季を通して高い性能を発揮する、ダンロップのオールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」。そのウインター性能はどれほどのものか? 横浜、河口湖、八ヶ岳の3拠点生活を送る自動車ヘビーユーザーが、冬の八ヶ岳でその真価に触れた。 -
第321回:私の名前を覚えていますか
2025.10.20カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。24年ぶりに復活したホンダの新型「プレリュード」がリバイバルヒットを飛ばすなか、その陰でひっそりと消えていく2ドアクーペがある。今回はスペシャリティークーペについて、カーマニア的に考察した。