「アストン・マーティン・ラピード」開発はファイナルステージへ
2009.04.17 自動車ニュース「アストン・マーティン・ラピード」開発はファイナルステージへ
アストン・マーティンは、新型スポーツカー「ラピード」の開発が、最終段階に入ったことを発表した。
「ラピード」は、2006年のデトロイトショーでアストン・マーティンが初めて公開したV12エンジン搭載の「4ドアスポーツ」だ。同社は、北米のショーでラピードのコンセプトカーを発表した後、2007年に親会社がフォードから現在のInvestment Dar and Adeen Investmentに変わるなど、大きな体制変化を経験(関連記事)。しかし、今回の発表では「ラピード」の開発プログラムが順調に進んでいることが報告された。
ラピードは、耐候試験やニュルブルクリンクでのダイナミックテストを経て、現在は耐久試験の途中段階にあるという。2009年後半にはすべてのプログラムが終了する見込みで、同年末に販売が開始される予定となっている。最初の顧客の手元に届けられるのは、2010年初め頃になるようだ。
ラピードは、アストン・マーティン史上初となる4ドアの市販型スポーツカー。後席にもフルサイズのシートを搭載し、「子供ないし大人が短時間の旅行に耐えうるスペース」を確保しているという。
最高出力470ps、最大トルク61.2kgmを発生するV12エンジンは、ドイツ・ケルンにあるアストン・マーティンのエンジン工場で手作業にて組み立てられる。なお、車両の組み立てはオーストリア・グラーツの、マグナ・シュタイアーの関連工場で行われる予定だ。
(webCG 曽宮)