ポルシェ、「911 GT3」「カイエン ディーゼル」を発表【ジュネーブショー09】
2009.02.20 自動車ニュースポルシェ、「911 GT3」「カイエン ディーゼル」を発表【ジュネーブショー09】
独ポルシェAGは、2009年3月3日から開催されるジュネーブショーで、「カイエン ディーゼル」と「911 GT3」を発表する。
■「GT3」さらに切れ味鋭く
「ポルシェ911」シリーズのハードコアモデル「GT3」が、マイナーチェンジされる。エクステリアは、先行して化粧直しが施されたほかの「911」シリーズと同様、前後のランプ類の形状を変更。GT3ならではの各種エアロパーツにも手が加えられ、従来モデルに比べてダウンフォースは2倍以上アップしたという。
エンジン出力も20ps上乗せされて、435psに。これにより、0-100km/h加速は4.1秒、最高速度は312km/hに達する。
GT3として、はじめて「PSM」(ポルシェスタビリティマネージメントシステム)を備えるのもニュース。極めてスポーティなセッティングが施され、段階的に機能を選択することもできるとのことだ。
■パワフルにエコ「カイエン ディーゼル」
「カイエン ディーゼル」は、その名のとおり、SUV「カイエン」のディーゼルモデル。最高出力240psの3リッターV6ターボディーゼルユニットは、2,000rpmの低回転で56.1kgmの大トルクを発生。6段オートマチックトランスミッション「ティプトロニックS」を介し、0-100km/hは8.3秒で到達し、そのまま214km/hまで巨体を引っ張る。
パフォーマンスの点では、ディーゼルエンジンにあわせて専用チューニングが施された「PSM」もトピックだ。
いっぽう経済性も自慢で、燃費値は10.75km/リッターを公称。100リッターの燃料タンクと相まって、1000kmの連続走行が可能だという。
同社によれば、「経済性に優れた大トルクのパワーユニットを組み合わせることで、特に長距離ドライブや牽引時に大きなメリットを享受することができる」とのことである。
(webCG 関)