三菱の電気自動車「i MiEV」、世界へ
2009.02.13 自動車ニュース三菱の電気自動車「i MiEV」、世界へ
三菱自動車は、電気自動車「i MiEV」の世界進出を示唆するコンセプトカーを、ジュネーブショーに出展する。
ポストガソリン車へのひとつのアプローチとして、三菱自動車がいま力を注いでいるのは、電気自動車の実用化に向けた取り組みだ。国内では2009年夏にEV第1弾となる「i MiEV」を発売する予定。i MiEVは試乗記でもお伝えしたように、1回の充電で約160km(10・15モ−ド走行)の走行が可能。さらに1km走行あたりの電気代は1〜2円と、ガソリン車を大幅に凌ぐランニングコストを実現する。
そのi MiEVが、日本のみならず海外に進出する可能性が濃厚になってきた。2009年3月のジュネーブショーでは、i MiEVをベースに、トレッドを拡大するなどして欧州の道路事情に合わせたモデルが「プロトタイプi MiEV」として登場する。同モデルは、前後のオーバーハングを拡大し歩行者保護性能や衝突安全性を高めるなど、海外の安全基準を睨んだ対策が施してある。
欧米をはじめとする各地では、i MiEVの実証試験や調査が進められている。2009年2月にはニュージーランドにおいて、i MiEVの走行試験開始を記念したキックオフイベントが実施された。そこでは同国の環境大臣ほか政府関係者を招いて電気自動車の実用化に向けた議論やプロモーション活動を行うなど、電気自動車の認知度アップが図られた。
日本の小さな電気自動車は、少しずつ世界に根を張りつつあるようだ。
(webCG 曽宮)
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