「ポルシェ・ボクスター&ケイマン」、マイナーチェンジでパワーアップ
2008.11.21 自動車ニュース「ポルシェ・ボクスター&ケイマン」、マイナーチェンジでパワーアップ
ポルシェ・ジャパンは、ミドシップスポーツ「ボクスター」と「ケイマン」をマイナーチェンジ。2008年11月19日に開幕したロサンゼルスモーターショーでお披露目した。
■新エンジン+新トランスミッション
新型の最大の特徴は、新エンジンとデュアルクラッチ式の新設計トランスミッションが採用されたこと。第二世代のミドシップスポーツは2.9リッターと3.4リッター、2種類のフラットシックスを搭載し、現行型911と同様の「ポルシェ・ドッペルクップルング」(PDK)と呼ばれるデュアルクラッチ式セミオートマチックトランスミッションを組み合わせる。コンベンショナルな6段MTも併せてラインナップする。
ベーシックモデルの「ボクスター」と「ケイマン」は、排気量が200cc拡大された2.9リッターエンジンを搭載する。出力は、ボクスターが従来の2.7リッター版を10ps上回る255ps、ケイマンは20ps増しの265ps。これまでボクスターとケイマンの出力は同じだったが、新型ではケイマンがボクスターよりハイパワーな設定とされた。
上級グレードの「ボクスターS」と「ケイマンS」は、3.4リッターの排気量こそ変わらないものの、ダイレクトフューエルインジェクションの採用によりパワーアップ。ボクスターSは310psに、ケイマンSは320psを発生する。
新しいトランスミッションと相まって、燃費も向上。出力を高めながらも、2.9リッターモデルで11%、3.4リッターモデルでは16%も燃料消費量を削減したという。
エクステリアは、フロントとリアのデザインを小変更。ボクスターシリーズとケイマンシリーズでエアインテークの形状を変えるなど、両車の見た目に差別化が図られた。
価格は、以下のとおり。日本では2008年12月6日に受注が開始される。
ボクスター (6MT):608.0万円
ボクスター (PDK):655.0万円
ボクスターS (6MT):752.0万円
ボクスターS (PDK):799.0万円
ケイマン (6MT):661.0万円
ケイマン (PDK):708.0万円
ケイマンS (6MT):830.0万円
ケイマンS (PDK):877.0万円
(webCG 曽宮)