ホンダF1記者会見 日本GPは“雨だのみ”(?)【F1 08】
2008.10.07 自動車ニュース【F1 08】ホンダF1記者会見 日本GPは“雨だのみ”(?)
F1世界選手権第16戦、日本GPを目前に控えた2008年10月7日、ホンダ・レーシングF1チームの記者会見が開かれた。
「マシンの開発が遅れてしまって……」会の冒頭からホンダの大島裕志常務が顔をしかめたように、今年のホンダはパッとしない。
第9戦イギリスGPでバリケロが表彰台に立ったものの、15戦を終えてドライバーズランキングは18人中14位。ジェンソン・バトンにいたっては、最下位という有様だ。
中本修平デュピティマネージングディレクターも「エアロの開発が遅れたため、今シーズンは不調を引きずってしまった」と同様のコメントを重ねながら、しかし、「ドライバーのヤル気は高まっているし、日本GPはよい結果が出せればと期待している」と語気を強めた。
当のドライバーからは、「フジは天候が予測しにくいが、抜きどころもあっていいと思う」(バトン)の声。昨年ほどの雨はゴメンだが……と前置きしつつ、ふたりそろって「多少なりとも雨が降ればホンダにも勝機があると思う」と日本GPに対する期待を述べた。
近いところに明るい話題が乏しいためか、記者会見ではレギュレーションが変わる来期の話にも多くの時間が割かれた。
チームプリンシパルをつとめるロス・ブラウン氏いわく、「今年は、レギュレーションが変更される来シーズンに向けて犠牲を払う必要があった」のであり、「マシンに義務付けられるエネルギー回収システム(KERS)の仕様など、未知のことにフレキシブルに対応できるように努力している」。
それゆえ、「次のシーズンのことは楽観視しています。すばらしい年になるでしょう」。前向きなコメントも聞くことができた。
(webCG 関)
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