新型「ポルシェ・ボクスター」もうすぐ登場
2012.01.13 自動車ニュース新型「ポルシェ・ボクスター」もうすぐ登場
独ポルシェAGは2012年1月12日、オープンスポーツカー「ボクスター」の新型に関する情報を開示した。
新型「ポルシェ・ボクスター」の概要が明らかにされた。3代目となるニューモデルの見どころは、大幅な軽量化、ホイールベースとトレッドの拡大、ホイールの大径化、燃費の大幅な向上(最大15%)など。
全体的なシルエットはひと目で「ボクスター」と分かるものだが、同社によれば、新型ではオーバーハングはより短くされ、フロントウィンドウは大きく前方に移動。エッジを立たせたディテールなどと相まって、躍動感が演出されているという。
ルーフは、これまで通り電動式のソフトトップを踏襲するものの、デザインは一新。スーパースポーツ「カレラGT」のデザイン要素を採り入れたインテリアはこれまでよりも広くなった。
基本的なラインナップは変わらず、「ボクスター」と「ボクスターS」の二本立て。前者には2.7リッター(265ps:現行型より+10ps)の、後者には3.4リッター(315ps:同+5ps)の水平対向6気筒エンジンが搭載される。ともに、自然吸気型の直噴ユニットである。
組み合わされるトランスミッションは、6段MTまたは7段PDK。PDK仕様のほうが0-100km/hの加速性能に優れ、その所要時間は「ボクスター」で5.7秒、「ボクスターS」で5.0秒と公表される。
燃費についてもPDK仕様車に分があり、エネルギー回生システムやサーマル・マネジメントシステム、オートスタート/ストップ機能などと相まって、「ボクスター」で13.0km/リッター、「ボクスターS」で12.5km/リッター(NEDC:新欧州ドライビングサイクル)の燃費を達成している。
そのほか、ダイナミックトランスミッションマウントを備えた「スポーツクロノパッケージ」や機械式リミテッド・スリップ・リアディファレンシャルを備える「ポルシェ・トルク・ベクトリング(PTV)」といったオプションも、セリングポイントとなっている。
(webCG 関)