日本上陸は今年末!? VWパサートCC
2008.02.08 自動車ニュース日本上陸は今年末!? VWパサートCC
フォルクスワーゲンがデトロイトショーで発表した「パサートCC」は、クーペを名乗るスタイリッシュな4ドアセダン。日本上陸が待たれる。
■CC=Comfort Coupe
現行パサートがベースのパサートCC。名前からは流行の“クーペ・カブリオレ”と早合点してしまいそうだが、実際はパサートに、36mm幅広く、52mm低い全長4795×全幅1856×全高1420mmのクーペのようなフォルムを与えた4ドアセダンである。ちなみにCCは“Comfort Coupe”の略で、クーペのスポーティさとセダンの快適さを兼ね備えるクルマを目指したという。
エクステリアは、緩やかな弧を描く低いルーフラインに、パサートとは別のフロントマスクとテールランプ、そしてサッシュレスドアが与えられたのが特徴だ。室内は、インパネなどはセダンのデザインを受け継ぐ一方、リアシートは二人乗りになり、セダンに比べてヘッドルームが限定されるなど、前席重視のパッケージングとなることがわかる。
技術的な話題としては、フォルクスワーゲンとしては初となる“レーンアシスト”機構を採用。また、マーケットによっては、サスペンションと電動パワーステアリングの特性を「Normal」「Sport」「Comfort」の3モードから選ぶことができる電子制御シャシーコントロールシステム「ダイナミック・ドライブ・コントロール」が標準装着となる。
モデルバリエーションは、ガソリン仕様が1.8リッター直4ターボ(160ps)の「1.8 TSI」、2リッター直4ターボ(200ps)の「2.0 TSI」、そして、3.6リッターV6(300ps)の「3.6 FSI」の3種類。「1.8 TSI」と「2.0 TSI」には6段MTが標準装備され、オプションで「1.8 TSI」には7段DSGが、「2.0 TSI」には6段ATが用意される。「3.6 FSI」には、ヨーロッパでは6段DSG、アメリカでは6段ATが組み合わされる。なお、「3.6 FSI」のみ標準でAWD仕様となる。
パサートCCは2008年の第2四半期にヨーロッパで発売となり、その後、北米や日本にも導入の予定。フォルクスワーゲン グループ ジャパンでは、2008年末までの発売を目指し、目下準備を進めている。
(文=生方聡)
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