■【コレはゼッタイ!】「アルファGT 1.9JTD」イタリアンプレミアムブランドも、ついにディーゼル
【車両概要】
日本未導入の1.9リッターコモンレール式直噴ディーゼルエンジンを搭載する「アルファGT」である。展示の意図は、やはり(近い)将来の日本導入なのであろう。
■エコロジーを考えるようになったのか
コンセプトモデルでもなく、現行モデルでもむしろモデル末期の「アルファGT」が堂々と展示されていた。1.9リッターJTDエンジン(コモンレール式ディーゼルターボ)を搭載する、ニューモデルだったのである。
しかしこれを“試乗もできないモーターショー”に参考出品していたのが、買えない「8Cコンペティツィオーネ」(日本割り当て分は70台で完売。お値段ちなみに2259万円)よりも面白かった。
スポーティで名が通るアルファ・ロメオが、しかも日本のインポーターが、エコロジーを真剣に考えるようになったのかと感心。
1.9JTDは試乗した経験からいうと、少々低回転域のトルクが少なく、ターボによる過給も元気に跳ね上がるエンジンだ。大人向けのアルファGTには2.4JTDの方が適切かと思う。なお、こちらのエンジンはスパイダーに搭載され展示してあった。
ガソリン価格高騰に辟易するいま、クリーンディーゼルの導入に興味津々の読者諸氏も多いことだろう。このご時世、イタリアンプレミアムブランドのディーゼル搭載だって、違和感があるものではない。
(文=山田弘樹)
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