■【出展車紹介】「メルセデス・ベンツF700」のパワーユニットDIESOTTOに注目
メルセデス・ベンツは環境対応技術での先進性を強く印象づける展示を行う。
■ ガソリンエンジン、それともディーゼル?
コンセプトカーの「F700」は、環境問題に対するメルセデス・ベンツからの大胆な提案である。ディーゼルエンジンのように自己着火方式を使うが、基本はガソリンエンジン(オットーサイクル)というパワーユニットは、DIESOTTO(ディゾット)と名付けられている。
1.8リッターという小排気量から2ステージターボで238馬力を稼ぎ出し、さらに電気モーターが20馬力を上乗せする。それでいてリッターあたり20km近い燃費を実現するという。
アクティブサスペンションの「PRE-SCAN」はレーザースキャナーで路面状況をとらえ、油圧制御するというもの。押し出しの強いエクステリアデザインも含め、メルセデスの意気込みが伝わるモデルだ。
メルセデスの誇るクリーンディーゼルの「ブルーテック」では、ハイブリッドモデルが出展される。ユーロ6をクリアする環境ディーゼルをハイブリッド化し、CO2削減も達成しようというものだ。こちらはかなり現実的な段階にある技術で、早い段階で市販車への搭載が検討されるはずだ。
燃料電池技術とあわせ、環境対応技術が強くアピールされる展示となりそうだ。
また、市販予定の「C63 AMG」のほか「SLR ロードスター」なども見逃せない。
(別冊単行本編集室 鈴木)
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