「webCGプリウス」スポンジで静かになる
2007.07.06 From Our Staff「webCGプリウス」スポンジで静かになる
2003年9月に『webCG』編集部に仲間入りした「webCGプリウス」は、すでに7万6000km以上を走破しました。ちょっとくたびれてきたタイヤを交換しにディーラーへ。
■スポンジに興味津々
「最近、プリウスの乗り心地が悪くなったよね」という声が編集部でよく聞かれるようになりました。
私も気にはなっていたのですが、一つ考えられるのはタイヤ。4年7万キロというマイレージを重ねているわりに、1度しかタイヤ交換をしていないこともあり、減りがすすんでいるのは事実です。
そこで以前から気になっていたタイヤに交換することになりました。白羽の矢が立ったのは、吸音スポンジという新機軸を採用した、ダンロップの「ルマンLM703」。私もこの製品の発表会に出席し、タイヤをハンマーでたたいて音の出方を実演するシーンが印象に残っており、それ以来気になっていたタイヤの一つでもあります。
2006年1月の発表当初、吸音スポンジが備わるのは低扁平タイヤのみでしたが、2007年2月から全サイズに採用となり、これ幸いにとプリウス(Gツーリング:195/55R16)への装着を決めたのです。
今回装着をお願いしたのは、日頃webCGプリウスのお世話をしていただいている、東京トヨペット麹町店。
さっそく持ち込んだ「ルマンLM703」をつけてもらうことにした。
ちなみにこちらのお店はオフィス街にあるため、社有車の入庫が多く、持ち込みタイヤの取り付け例は少ないとのこと。しかしもちろん受付はしてくれます。
作業時間は約1時間。
なお、廃タイヤ処理を含めた作業工賃は1万4316円でした。
■音だけじゃなかった
さてタイヤ交換後、プリウスに乗ったスタッフにタイヤについての印象を聞いてみました。各人の乗り方が違うので、おもしろい意見が集まったように思います。
・横Gが好きな、こんどー
「以前はちょっと速く曲がるとすぐにVSCが効いていたけど、かなりがんばれるようになった」
・都内を営業で駆け回る、工藤
「ウェットグリップが相当いいですね。雨の日のブレーキも安心して踏めますよ」
・長距離移動が多い、関
「高速度域での大きな突き上げがかなり穏やかになった。長距離移動も疲れない」
・後席に乗った、ワタナベ
「後席での振動が減ったわ。以前は荷室のどこかからミシミシと異音が鳴っていたのが、いつの間にかなくなったみたい」
・耳を澄ませる、本諏訪
「首都高の継ぎ目を乗り越える時、高い音がしていたのが低い音になった。音の収まりも早い」」
吸音スポンジに注目していたため、音にとらわれていたのですが、ドライ&ウェットグリップや乗り心地も、概して好印象といえましょう。
コンフォートな「VEURO」、スポーティな「DIREZZA」に挟まれる形の、オールラウンダー的ポジショニングである「ルマンLM703」ですが、さまざまな人がいろいろな場所に出向くwebCGプリウス向けとしては、もってこいのタイヤと言えるかもしれません。
ただし、やはりすり減ったタイヤから新品のタイヤに換わったことによる好印象も大きいと思われます。また以前のタイヤは「ヨコハマDNA Ecos」というエコタイヤ。パフォーマンス面でもアドバンテージがあることは否めません。
その点は今後、距離を重ねていく上で、フィーリングと燃費の変化を見ていきましょう。
(webCG 本諏訪)
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