第320回:コージ、突然クルマ屋宣言す!
リスク覚悟(?)で安く楽しく買いたい人は“コージーガレージ”まで!?
2007.05.14
小沢コージの勢いまかせ!
第320回:コージ、突然クルマ屋宣言す!リスク覚悟(?)で安く楽しく買いたい人は“コージーガレージ”まで!?
南原さんのAT-1システムを受講した
唐突ですけど不肖、小沢コージ、本日からクルマ屋になりますッ!?
ってーのは半分ウソだけど半分ホントで、実は先日このコーナーでもご紹介させていただいたAT-1システムを受講してきたのよね。
AT-1システムってのは、カンタンに言っちゃうとあの“マネーの虎”(古い?)こと南原竜樹氏による“全国プチオートトレーディング化計画”で、“AT”つまり南原さん率いるクルマ屋「オートトレーディング」が、広く一般に生徒を募集して、中古車ビジネスのノウハウと開業までの手順を教え、全国に小さなクルマ屋、つまり“プチオートトレーディング”を増やそうっていう壮大なるプロジェクトだ。
なかには本気で中古車屋になろうっていう人もいるだろうし、せめて自分で乗るクルマだけでも安く買いたいっていうマニア目線の“セミプロ希望者”もいるだろう。
さし当たってオレの場合は後者で、ちょくちょく買う自分のクルマを少しでも安く手に入れたいのと、もう一つは中古車業界の勉強にもなるだろうってんで、先日晴れて2回目が開催されたAT-1の講義を受けに名古屋まで行ってきたわけ。
ちなみに講義料はざっと50万円。安くはないけど、クルマを数台安く買えば元が取れるお値段とも考えられる。
カリキュラムは4日間みっちりで、ちょっとした“クルマ屋合宿免許”って感じだ。今回は主に名古屋のオートトレーディング本社の一室で講義が行われたわけだけど、人数が揃い次第、東京でもやってくれるとか。
授業だけでプロになれるわけではないが……
大雑把に言っちゃうとその中味は講義と実践に分かれる。講義はまさしく座学で「営業」から「登録」から「査定」から「税金」から「自動車工学」から「クレーム対応」から「コンプライアンス」から「苦情受付」から「並行輸出入」までひととおりの知識を教えてもらえる。特に時間を割くのは「査定」でやっぱり中古車ビジネスはそのあたりが決め手なんでしょう。
とはいえ正直、授業だけでプロになれるとは講義を受けるほうもするほうもさすが思ってない。要するにポイントは実践であり、その人のセンスだ。南原さん自身「この中でみんながみんなクルマ屋にはなれないかもしれないけど」と言ったように、基本的には本人の資質とやる気が問題なわけ。
それよりオレが感じたAT-1システムのメリットは、オートトレーディングにいる「営業」から「並行輸出入」までのそれぞれの担当プロと直接お知り合いになれること。同時に後に彼らにいくらでも電話でなり、直接会うなり相談することができ、いわば“添削指導”を受けることができるのだ。
たぶん実際問題、クルマを人に売ったとして、予想もつかない苦情やトラブルに巻き込まれるだろうし、そういう時に電話一本で「どうすればいいですか?」と質問ができ、なおかつ豊富な経験に基づく適切なアドバイスが得られるのは相当なメリットだ。
ワイルドな雰囲気のオークション会場へ突入!
それからもう一つ面白かったのはやはりオークション会場に行っての見学&講義。中古車屋のプロになるための決め手は、売るテクニックもそうだけど、それ以上にやはり仕入れ環境。一定以上のクオリティのタマをいかに定期的に手に入れるか。王道はやはり中古車オークションであり、そこでの落札の仕方を知ることや、なによりそのオークションの会員になることが重要なのだ。理想的にはその先にある“目利き”になることだけどさ。
さしあたってAT-1システムでは、USSという全国トップレベルの中古車オークションに出入りする権利が得られ、直接セリには参加できないものの「これを落として」とスタッフに注文することもできる。
このオークション会場、行けばわかるけどやっぱり独特のプロ集団の場で、築地のセリじゃないけど独特のダーティというか、ワイルドな雰囲気が漂ってる。結局、中古車屋になるってぇのはよくも悪くもこういう世界に染まることにもなるんだよね。
ってなわけで駆け出しのクルマ屋ならぬ、中古者ワールドの探検者になろうとしている不肖小沢。一応ジャーナリストとしての立場が本義なんで、中古車屋としてはげむつもりはないけど、もしもオレと一緒にオークションに行ってクルマを買いたい! 見てみたい! というかたがいらっしゃったら、“オートトレーディングとして”お付き合いしますよ。もちろん時間があって、さらにネタ的に面白いクルマ探しであれば、ね。
で、アナタならではのクルマとの別れ、そして出会いを存分に語ってください。希望者はMYホームページ『小沢コージでDON!!』のお問い合わせコーナーまで! 面白ければネタとして採用するかもよ?…なんてね。
(文と写真=小沢コージ)

小沢 コージ
神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 YouTubeチャンネル『小沢コージのKozziTV』
-
第454回:ヤマダ電機にIKEAも顔負けのクルマ屋? ノルかソルかの新商法「ガリバーWOW!TOWN」 2012.8.27 中古車買い取りのガリバーが新ビジネス「WOW!TOWN」を開始。これは“クルマ選びのテーマパーク”だ!
-
第453回:今後のメルセデスはますますデザインに走る!? 「CLSシューティングブレーク」発表会&新型「Aクラス」欧州試乗! 2012.7.27 小沢コージが、最新のメルセデス・ベンツである「CLSシューティングブレーク」と新型「Aクラス」をチェック! その見どころは?
-
第452回:これじゃメルセデスには追いつけないぜ! “無意識インプレッション”のススメ 2012.6.22 自動車開発のカギを握る、テストドライブ。それが限られた道路環境で行われている日本の現状に、小沢コージが物申す!?
-
第451回:日本も学べる(?)中国自動車事情 新婚さん、“すてきなカーライフに”いらっしゃ〜い!? 2012.6.11 自動車熱が高まる中国には「新婚夫婦を対象にした自動車メディア」があるのだとか……? 現地で話を聞いてきた、小沢コージのリポート。
-
NEW
クルマの乗り味の“味”って何だ?
2026.1.20あの多田哲哉のクルマQ&A「乗り味」という言葉があるように、クルマの運転感覚は“味”で表現されることがある。では、車両開発者はその味をどう解釈して、どんなプロセスで理想を実現しているのか? 元トヨタのエンジニア、多田哲哉さんに聞いた。 -
NEW
プジョー208 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】
2026.1.20試乗記「プジョー208」にマイルドハイブリッド車の「GTハイブリッド」が登場。仕組みとしては先に上陸を果たしたステランティス グループの各車と同じだが、小さなボディーに合わせてパワーが絞られているのが興味深いところだ。果たしてその乗り味は? -
ベントレー・コンチネンタルGTアズール(4WD/8AT)【試乗記】
2026.1.19試乗記ベントレーのラグジュアリークーペ「コンチネンタルGT」のなかでも、ウェルビーイングにこだわったという「アズール」に試乗。控えめ(?)な680PSのハイブリッドがかなえる走りは、快適で満ち足りていて、ラグジュアリーカーの本分を感じさせるものだった。 -
第327回:髪もクルマもナイスファイト!
2026.1.19カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。日産の新型「ルークス」で夜の首都高に出撃した。しっかりしたシャシーとターボエンジンのパワフルな走りに感心していると、前方にスーパーカーの姿を発見。今夜の獲物は「フェラーリ・ローマ」だ! -
日本で売れるクルマはあるのか!? 最新の“アメリカ産ニホンシャ”を清水草一が検証する!
2026.1.19デイリーコラムアメリカからの外圧による制度変更で、北米生産モデルの国内導入を決めたトヨタ。同様に、今後日本での販売が期待できる「海外生産の日本車」には、どんなものがあるだろうか? 清水草一が検証してみた。 -
フェラーリ12チリンドリ(後編)
2026.1.18思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が「フェラーリ12チリンドリ」に試乗。前編では伝家の宝刀であるV12エンジンを絶賛した山野。後編ではコンビを組むシャシーの印象を余すところなく聞いてみた。
