「エンジンオイルが黒かった...」

2001.02.01 クルマ生活Q&A 青木 禎之 エンジン
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「エンジンオイルが黒かった...」

クルマを購入後、ほぼ5000キロごとにエンジンオイルをディーラーで交換してきました。エレメントも1万キロごとに交換してきました。ところが今回、ディーラーでオイル交換をしてもらい、自宅でオイルをチェックしてみると、交換前とほとんど変わりないくらい黒かったのですが、こういうことはあるのでしょうか。ディーラーなので信用はしているのですが...。(HTさん)

お答えします。オイル交換したあと、少し走っただけなのに黒く汚れるのはよくあることです。エンジンオイルには、混合気が燃焼したときに発生する煤やデポジット(カーボンなど)をとりこむ「清浄分散性」という作用があり、またエンジン内部の汚れを洗い流す成分も入っているため、その働きにより黒く汚れるのです。

とくに良質のオイルはこれらの性能にも優れていますから、短期間で黒くなることも充分考えられるのです。

もし、それでもディーラーに対する疑念が消えないなら、彼らは必ず顧客のサービス記録を保管していますから、それを確認してもらうという手もあります。オイルの状態もメカニックに見てもらうとよいでしょう。決していやな応対はしないはずです。万が一、ユーザーに対して不適切な対応であればそのようなディーラーは見切りをつけたほうがよいのではないでしょうか。

青木 禎之

青木 禎之

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。諸行無常の響きあり。主に「女性とクルマ」をテーマにした写真を手がけています。『webCG』ではライターとして、山野哲也さんの記事の取りまとめをさせていただいております。感謝。