東京モーターショー:フィアット
2001.10.26 自動車ニュース東京モーターショー:フィアット
イタリアの大メーカー、フィアットのブースについて、自動車ジャーナリストの森口将之が報告する。
幕張メッセ西ホールのフィアット・ブースは、同じグループ内のアルファロメオの隣。ひとつのスペースを分けて使っている。となると、日本ではアルファのほうが人気がある手前、そちらにより多くの空間を分け与えるのは当然。おかげでフィアットはたった4台しか展示されていなかった。
もちろんコンセプトカーはなし。本国で発表されたばかりの「スティーロ」や「ドブロ」が来ることもなく、「プント」3台と「バルケッタ」1台というラインナップだった。プントのうちの1台は、5ドア「HLX」という新しく追加されたグレードだったが、それがショーの主役というのはちょっとさびしい感じだ。
しかし、ライトブラウンとブルーを組み合わせたフロアなど、カラーコーディネイトはさすがイタリアンメーカー。照明などのデザインもシンプルながらしっかりデザインされていて、国産車ブースとはひと味違う。
巨大な壁のディスプレイや、コンパニオンのコスチュームなどからは、フィアットブランドの持ち味である“フレッシュでアクティブ”というイメージが伝わってくる。“スポーティ&セクシー”な隣のアルファとの住み分けはきちんとしている。このあたりのブランドイメージの作り方はさすがだ。
(森口将之)
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