ルノー・キャプチャー:このセンスを市販モデルにも
2011.12.05 コレはゼッタイ!■【コレはゼッタイ!】ルノー・キャプチャー:このセンスを市販モデルにも
ルノーブースの華はクロスオーバーモデルの「キャプチャー」。随所に見られるユニークな試みを、ぜひ量産モデルへつなげていってほしいものだ。
■ハンモック状のシートにも注目!
まずはルノーのような、わが国のマーケットで少数派の立場にあるブランドが、今年ヨーロッパで発表されたコンセプトカーを持ってきたことを評価したい。聞けば1カ月前まで移送できるかどうか微妙だったが、なんとか出展にこぎ着けたそうだ。
その「キャプチャー」だが、ボディーやインテリアは、ルノーのコンセプトカーの例に漏れず、大胆で斬新な仕立てが楽しい。オレンジのボディーは一部をマット仕上げとしてコントラストを出しているし、2+2キャビンに設置されたシートはクッション部に伸縮性のあるロープを使っている。
昔オフィスチェアを探している時、同じようにロープを使った商品があって、座り心地がやけに良かったことを覚えている。これも快適な着座感を届けてくれるのだろう。
ルノーはこのクラスのクロスオーバー車を持たないから、このキャプチャーがそのプロトタイプになるのだろうか。ぜひともこのセンスを生かした市販車の登場へとつなげていってほしいものだ。
(文=森口将之/写真=峰昌宏)
新着記事
-
NEW
MINIジョンクーパーワークス コンバーチブル(FF/7AT)【試乗記】
2025.9.8試乗記「MINIコンバーチブル」に「ジョンクーパーワークス」が登場。4人が乗れる小さなボディーにハイパワーエンジンを搭載。おまけ(ではないが)に屋根まで開く、まさに全部入りの豪華モデルだ。頭上に夏の終わりの空気を感じつつ、その仕上がりを試した。 -
NEW
第318回:種の多様性
2025.9.8カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。ステランティスが激推しするマイルドハイブリッドパワートレインが、フレンチクーペSUV「プジョー408」にも搭載された。夜の首都高で筋金入りのカーマニアは、イタフラ系MHEVの増殖に何を感じたのか。 -
NEW
商用車という名の国民車! 「トヨタ・ハイエース」はなぜ大人気なのか?
2025.9.8デイリーコラムメジャーな商用車でありながら、夏のアウトドアや車中泊シーンでも多く見られる「ハイエース」。もはや“社会的インフラ車”ともいえる、同車の商品力の高さとは? 海外での反応も含め、事情に詳しい工藤貴宏がリポートする。 -
フォルクスワーゲン・ゴルフRアドバンス(前編)
2025.9.7ミスター・スバル 辰己英治の目利き「フォルクスワーゲン・ゴルフ」のなかでも、走りのパフォーマンスを突き詰めたモデルとなるのが「ゴルフR」だ。かつて自身が鍛えた「スバルWRX」と同じく、高出力の4気筒ターボエンジンと4WDを組み合わせたこのマシンを、辰己英治氏はどう見るか? -
ロイヤルエンフィールド・クラシック650(6MT)【レビュー】
2025.9.6試乗記空冷2気筒エンジンを搭載した、名門ロイヤルエンフィールドの古くて新しいモーターサイクル「クラシック650」。ブランドのDNAを最も純粋に表現したという一台は、ゆっくり、ゆったり走って楽しい、余裕を持った大人のバイクに仕上がっていた。 -
BMWの今後を占う重要プロダクト 「ノイエクラッセX」改め新型「iX3」がデビュー
2025.9.5エディターから一言かねてクルマ好きを騒がせてきたBMWの「ノイエクラッセX」がついにベールを脱いだ。新型「iX3」は、デザインはもちろん、駆動系やインフォテインメントシステムなどがすべて刷新された新時代の電気自動車だ。その中身を解説する。