スズキ・レジーナ:この目ヂカラにやられた!
2011.12.05 コレはゼッタイ!■【コレはゼッタイ!】スズキ・レジーナ:この目ヂカラにやられた!
まずはこの顔つき。ちょっとつり目で、じーっと見つめられて、今回のイチオシカーに決めてしまった。それと800ccという「中途半端な」排気量も興味深い。近い将来、日本の排気量区分が見直される前兆か?
■軽とリッターカーのいいとこどりができそう
現代の技術であれば、ヘッドライトは中央にひとつで両脇には車幅灯があればこと足りる。でもクルマはそうならないのはなぜか? 「昔は安全面からそうなっていて、もうそれに慣れちゃっているのと、そもそも人間は生き物の顔つきに見えるもののほうが安心し、愛着をもつから」だと聞いたことがある。
だとしたら、スズキブースの中央に鎮座している「レジーナ」ほど愛着を持たれるクルマはないはずだ。真正面から見るときには気をつけてほしい。あなたをちょっとつり目で、じーっと見つめてくるから。東会場でこのクルマをひと目見た瞬間、スペックも開発の経緯も知る前に、まだ西会場は見てなかったにもかかわらず、今回の個人的No.1カーをこれに決めた。なによりこの眼力にやられた。
フロントマスク以外も特徴的で、空力性能の高そうな、後ろが「シトロエンDS」そっくりのフォルムだ。
エンジニアリング的には、レジーナは800ccの直噴ターボエンジンを積んだFFのエコカーだ。車重は730kgしかない。現状の軽自動車はもはや燃費面で小型車よりも有利とは限らず、660cc縛りに意味を見いだしにくくなってきただけに、リッターカーと軽自動車の中間にあたる800ccという排気量が興味深い。気軽さと十分な性能という、軽とリッターカーのいいとこどりができるんじゃないかと期待がもてる。
スズキはインドなどで800cc前後の排気量のエンジンをラインナップしているからノウハウはもっているはず。できるだけこのままの姿で、適価で販売してほしいと願うばかりだ。
(文=塩見智/写真=峰昌宏)
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