フィアットの小型SUV、500Xがデビュー
2015.09.30 自動車ニュース![]() |
フィアットの小型SUV「500X」がデビュー
FCAジャパンは2015年9月29日、小型SUV「フィアット500X」を発表した。10月24日に販売を開始する。車両価格は286万2000円~334万8000円。
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■1.4リッターガソリンエンジン搭載、FFと4WDを用意
フィアット500Xは、いわゆる“Bセグメント”に属するクロスオーバーSUV。フィアット500を名乗るが、プラットフォームは“Aセグメント”の500ではなく、同じFCAグループの小型SUV「ジープ・レネゲード」と共用しており、ボディーサイズも全長4250×全幅1795×全高1610mm(FFモデルの値)と、500に比べると大きい。
駆動方式はFFと4WDが用意される。エンジンはいずれも1.4リッター直4“マルチエア”ターボ(ガソリン)だが、FF用の出力とトルクが140psと23.5kgmであるのに対し、4WD用は170psおよび25.5kgmとより強力な設定になる。
また、FFでは6段AT(乾式デュアルクラッチのセミオートマチック)となるのに対して、4WDにはフィアットブランド初の9段AT(ZF社の9HP)が組み合わされる点が異なる。
グレード構成は、FFがベーシックな「ポップスター」(車両価格:286万2000円)と、前面衝突警報や車線逸脱警報などの先進安全装備などが充実した「ポップスタープラス」(同307万8000円)の2種で、4WD車「クロスプラス」(同334万8000円)の1種。JC08モード燃費はFF車が15.0km/リッターで、4WD車は13.1km/リッター。
FFのベースグレードは200万円台で、4WDも「国内の輸入車のうち四輪駆動のSUVモデルとして最も廉価」(FCAジャパン)という“戦略的な価格設定”とすることで、同社としては日本車からの乗り換えも促したい考え。FFと4WDの販売比率については、「4×2(FF)が6割、4×4(4WD)が4割ぐらいになるのではないか」(同社のポンタス・ヘグストロム社長)と見ている。
(webCG)